日蓮宗新聞
2018年3月23日号
797回目・日蓮聖人降誕会
千葉県鴨川市大本山誕生寺(石川日命貫首)で2月16日、日蓮聖人降誕会が営まれた。僧侶檀信徒ら約400人が参列し、797回目のお誕生日をお題目で祝った。日蓮聖人は貞応元年(1222)の同日にお生まれになられ、あと3年で800年の節目となる慶年を迎える。
宗務院の塩田義徹伝道局長は「今、宗門では日蓮聖人降誕の奇跡を世界へ伝えるため、一丸となって事業に取り組んでいる。その中心となる聖地・誕生寺に全国からの僧侶檀信徒が集い、異体同心で唱えるお題目は全国津々浦々を照らす立正安国への大灯明になる」と中川法政宗務総長の挨拶を代読。続く石川貫首は、降誕八百年を迎えるにあたり、ただ唱えるお題目ではなく、現代社会を省み日蓮聖人がお題目を託された思いの原点に戻ろうと呼びかけた。
参列した同寺檀信徒の1人は「3年なんてあっという間。お寺と檀信徒が協力して、たくさんの人たちを迎えたい」と意気込んだ。