日蓮宗新聞
2013年10月10日号
お会式桜に込める報恩感謝の真心
10月13日は日蓮聖人がご入滅されたお会式の日です。
お会式桜をつくったことはありますか。白やピンクの紙を折り、中心を止め、紙を開くと美しいお会式桜ができあがります。お会式桜は日蓮聖人がご入滅されたときに、桜の花が咲いたという故事によります。
この時期になると、全国の寺院教会結社では檀信徒が集まり、皆で世間話などをしながらつぎつぎとお会式桜を咲かせていく風景がよく見られるようになります。「美しくできた」「これはちょっと花が揃ってないかな」など、一つひとつの個性が揃い堂内は鮮やかな桜で埋まります。花の形はさまざまですが、開いた花一つひとつの形は一人ひとりの日蓮聖人への真心です。
一年に一度、堂内や境内などが桜色で染まる素晴らしい日蓮宗の行事、「お会式」にぜひ参加しましょう。