日蓮宗新聞

2013年7月1日号

お盆法話・今年は小松原法難750年 原日透本山鏡忍寺貫首

癸巳年も早、半ば過ぎて、お盆を迎える季節となりました。精霊棚を飾り、先祖の追善と無縁の霊の施餓鬼法要を修し、又、3度目の盂蘭盆を迎える東日本大震 災物故者の各霊に対して、忘れがちな心の中に、3月11日を脳裏に呼びおこし、共に追善の誠を捧げなければならないと改めて感じております。
さて、本年11月11日は宗祖小松原法難750年の正当をお迎え致します。
文永元年(1264)11月11日、宗祖日蓮聖人は10人余の弟子信者と共に滞在していた花房蓮華寺から海岸ぞいにある天津の信者で工藤吉隆公の屋敷に おもむく途中、念仏信者の地頭東条景信の一団に襲われました。剛勇の弟子鏡忍坊は日蓮聖人を護り松の木を引き抜き奮戦するも討死し、ほかの弟子信者も傷つ き、急を聞いてかけつけた吉隆公も戦いましたが、法敵の毒刃に倒れました。乱軍の中に景信は日蓮聖人の姿を見つけるなり、馬をのりよせ太刀をふるって斬り つけました。日蓮聖人は念珠をもって太刀を払われた刹那、かたわらの大槇から法華経守護の鬼子母神が出現し閃光を放たれたのです。途端、景信は驚き落馬悶 絶し程なくして息絶えたと伝えられ、かくして日蓮聖人は九死に一生を得られました。
この法難で宗祖は左手を打ち折られ頭部に深手を負い、鏡忍坊と吉隆公の2人の殉教と他の弟子信者も傷ついてしまいました。そしてこの地に鏡忍坊を埋葬 し、小松を植えて弔い、また吉隆公も陣没の場所に法勲をたたえ妙隆院日玉上人と法号を授けられ、今も上人塚として残っております。
日蓮聖人は法難以降、「日本第一の法華経の行者なり」と言われました。末法の世において日蓮聖人は不自借身命但惜無上道の勧持品第十三の経文を色読せら れ、61ヵ年の生涯を法華経お題目の広宣流布に邁進されました。そして末法の私たち弟子信者に、心のよりどころとしてお題目を遺されました。
今、私たちは750年の時空を超えて、宗祖の大願「一天四海皆帰妙法」を今一度心の中にめざめさせ、その想いを共有していかなければなりません。奇しくも750年前の聖辰に当りこのことを自覚ぜずにはいられないと存じます。
同時に法のため命を捧げられた鏡忍坊日曉上人、妙隆院日玉上人(工藤吉隆公)750遠忌にのぞみ、両上人に報恩の誠をささげ末代信徒の鏡とする所であり ます。この小松原の地は、お題目に対する日蓮聖人の揺るがない強い決意と弟子信者が命を捧げた魂の宿る霊場であります。全国各地よりお詣りいただき往時を 偲んでいただきたいと思います。
我共はこの機今こそ、覚り、めざめ、恩に報ずる時でありましょう。
全国の檀信徒の皆様方のご来山をお待ち申し上げます。

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