日蓮宗新聞

2013年1月20日号

総本山身延山久遠寺で伝統の御年頭会

一筋の真心でお題目を

今年、第二祖日向上人の第七百遠忌を迎える総本山身延山久遠寺(内野日総法主)で1月13日、伝統の「御年頭会」が行われ、僧侶檀信徒約450人が宗祖日蓮聖人の御魂に御年賀を申し上げた。
御年頭会は、日蓮聖人が身延山ご入山の翌年正月に、弟子や同寺開基檀越の波木井実長公らが日蓮聖人のもとを訪れ、祝詞を捧げたことに由来する。
午前10時、祖師堂で営まれた御年頭会法要では、内野法主猊下を導師に六老門跡寺院貫首や渡邊照敏宗務総長、宗務内局はじめ多くの僧侶檀信徒が参列した。法要後には日蓮聖人が実長公の館へ招かれた際に、駿馬に乗られたという故事にちなんで「曳馬式」が行われた。内野法主猊下が装束をまとった二頭の馬に人参をお与えになると、参拝者から歓声があがった。氷点下の寒さの中、祖師堂・境内は老若男女の参拝者で賑わい、新年の慶事を共に祝った。
その後、身延山大学の講堂で開かれた新春祝賀宴では、渡邊宗務総長が東日本大震災の犠牲者の冥福と被災地の早期復興を祈念し、宗門運動「立正安国・お題目結縁運動」第二期育成活動の邁進を誓った。御杯の儀に続いて日蓮聖人のお言葉「妙とは蘇生の義なり」と年頭に認められた内野法主猊下は「妙法の“法”の字は一切をよみがえらせる功徳があります。新年に際し、一筋の真心で南無妙法蓮華経と唱えましょう。これが私たちの新しい力となり、運命を明るく開くこととなるでしょう。皆さまと東日本大震災の被災者の皆さまに“妙とは蘇生の義なり”のお言葉をお贈り申し上げたいと存じます」とご挨拶された。
また、六老門跡を代表し、静岡県本山妙法華寺の小池日恩貫首が祝辞。祖山の発展を祈ると共に「宗門がいのち・環境・平和の面で宗教界に大きなうねりをつくる原動力になることに期待している」と述べた。
続いて参列者名簿奉呈や御膳献上、御年玉賜与の後、鏡開きと乾杯が行われた。宴中、身延山合唱団の歌声が華を添え、参加者は有意義な時間を過ごした。
身延山久遠寺では、第二祖日向上人第七百遠忌報恩大法要を9月1、3日に予定している。お迎えする記念法要に向け祖山一丸となって準備が進められる。

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新年のご挨拶。

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