日蓮宗新聞

2011年8月10日号

東日本大震災の被災檀信徒へ檀信協が数珠3000連を贈呈

法華経で結ばれる絆 日蓮宗はご本尊仏壇

全国檀信徒協議会(江守幹男会長)は東日本大震災の被災檀信徒のために数珠3000連を贈呈することを決め、7月27日に東京・大田区の日蓮宗宗務院で贈呈式が行われた。また日蓮宗(渡邊照敏宗務総長)からご本尊仏壇(簡易仏壇=本紙既報)の贈呈も同時に行われ、被害の大きかった東北3県の宗務所長に寄贈された。

数珠贈呈は宗務院内局の被災地視察の報告を受けた檀信徒協議会が被災檀信徒への支援方法を協議した結果、常任理事会で「少しでも心の拠り所としてもらえれば」との思いで今回の贈呈を決定した。
贈呈式では渡邊宗務総長をはじめ、福島県の小林智英宗務所長、宮城県の日野教恵宗務所長、岩手県の阿部是秀宗務所長、全国檀信徒協議会からは江守会長と相澤弥一郎副会長ら7人を合わせ14人が出席。出席者たちは日蓮宗作成の“祈りの言葉”を読み上げ、大震災の犠牲者への冥福と復興を祈念した。
続いて、渡邊宗務総長が「ご本尊仏壇とお数珠が被災檀信徒の方々の少しでも心の支えとなることを願います」と檀信徒協議会に謝意を表しながら挨拶し、小林所長にご本尊仏壇を手渡した。
次に江守会長が「東北に住まう私たちの仲間がご本尊、ご位牌の他にお数珠も流されてしまったことを知らせる手紙を各管区檀信協会長に送り協力を呼びかけました。旧盆には物故なされた方々のご冥福とご当地の復興の祈りが込められたこのお数珠が、菩提寺ご住職から被災檀信徒に届けていただけます」と語り、目録を阿部所長に寄贈した。謝辞では3県を代表して日野所長が「いただいたご本尊仏壇とお数珠を心の支えとして、僧侶檀信徒一体となって復興に取り組んでいきます」と述べた。
式後の懇談会では、駒野教源災害対策副本部長が被災寺院・檀信徒について報告。最後に阿部所長は「沿岸部、内陸部にある寺院の住職と檀信徒はともに手を取り合いながら必死に頑張っています。その中で、このようなご本尊仏壇・お数珠などをいただけることは檀信徒にとって大きな励まし。法華経で結ばれる絆の強さを感じます」と語った。
現段階では、ご本尊仏壇一体に付き数珠1連が贈られるため、家族全員に数珠を届けることはできない。檀信徒協議会では今後さらに数珠を被災家族にゆき渡らせることを目標に、数珠のための募金活動への理解と協力を管区檀信徒協議会を通じ全国へ呼びかける予定。

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