日蓮宗新聞

2010年5月10日号

立教開宗慶讃音楽大法要 大本山清澄寺

日蓮聖人が初めてお題目を唱え、立教開宗を宣言された千葉県鴨川市の大本山清澄寺(中條令紹別当)で4月27日、立教開宗慶讃音楽大法要が営まれた。
日蓮聖人は12歳で清澄寺に登られ、道善御房を師匠に出家得度。清澄寺に奉安される虚空蔵菩薩に「日本第一の智者となし給へ」と祈願し、満願の日に智慧の宝珠を授けられた。その後、鎌倉や近畿地方に遊学し、十有余年にわたり諸宗を研鑽。世が乱れる末法を救済するのは法華経・お題目に限ると覚られた日蓮聖人は建長5年(1253)4月28日、32歳の若さで清澄山旭が森で昇り来る旭日に向かわれ、初めて「南無妙法蓮華経」を唱えられた。
法要は清澄寺住職の酒井日慈日蓮宗管長猊下を導師、中條別当と上村貞雄師(宗門史跡鴨川市妙蓮寺住職)を副導師に、渡邊照敏宗務総長名代の塩崎望巳宗務院教務部長、誕生寺・妙覚寺・鏡忍寺の地元三本山貫首をはじめ檀信徒や日本山妙法寺僧伽約200人が参列して営まれた。
有志31人による和讃の奉納に続き、千葉県南部声明師会雅楽部による楽の調べにのって開式。厳かな読経が、神々しく老杉が生い茂る全山に響き渡った。
法要後、酒井管長猊下が「法華経は生きること、命の大切さを説く教えです。少しでも明るい世の中になりますようその教えをしっかりと受けとめ、今まで以上にお題目を唱えてまいりましょう」とお言葉を述べられた。
また、中條別当は、同寺八代別当を務めた小林栄雄上人(茨城県笠間市真浄寺内)が16日に遷化されたことを伝え、「日蓮宗の758目のお誕生日をお祝いするこの法要と、小林上人の本葬儀が重なったことに、生死一如の思いを致して座らせていただきました」と語った。
 和讃を奉納した有志を代表して東京都大田区安詳寺檀徒の池田君江さんに感謝状が贈られ、参列者全員でご宝前に香を手向け手を合わせた。
翌28日には早朝4時50分から、日の出に合わせて旭が森の日蓮聖人銅像前で暁天法要が営まれた。大阪から一人で参列したという女性は「日蓮聖人が初めてお題目を唱えられたこの聖地で今年もお参りでき、清々しさとありがたさで胸がいっぱいです。元気なうちは毎年参列させていただくつもりです」と話していた。

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