日蓮宗新聞
2009年12月20日号
宗門先師追悼法要
昨年10月1日から今年の9月30日までに遷化した日蓮宗僧侶は131師。その増円妙道を祈念し、「第39回宗門先師追悼法要」が11月27、東京・大田区の大本山池上本門寺(酒井日慈貫首=日蓮宗管長)の本殿で厳かに営まれ、全国から遺族138人を含む184人が参列した。
法要では酒井管長が導師を、遠藤文祥宗会議長と井出存祐審査会長が副導師を務め、宗務役員と所長代表が参席した。
式中、小松浄慎宗務総長が追悼文を読み上げた。その中で、遷化した先師上人たちが僧侶として立派に檀信徒を導き、社会を浄化して人々の規範となったことを述べ、先師上人の増円妙道を祈念。そしてご遺文『報恩抄』の一節「花は根にかへり、真味は土にとどまる云々」を引用し、咲いた花は元の根にかえり、果実の真味(真実の味)が土にとどまるように、法華経に身命を捧げてきたその功徳は、遷化上人の御身に集まるであろう、と述べた。