日蓮宗新聞

2006年4月20日号

藤井日光全日仏会長2年間の任期を全う

財団法人全日本仏教会では、藤井日光日蓮宗管長=当時=(総本山身延山久遠寺法主)が務めていた第26期会長職の交代が決まり、3月28日、東京都内のホテルで「会長・副会長・理事長退任慰労就任祝賀懇親の宴」が開かれた。
宴には関係者約200人が訪れ、藤井前会長のご名代として小松浄慎日蓮宗宗務総長が退任の挨拶を述べた。この度の交代は2年の任期満了によるもの。藤井会長は平成15年12月に推挙され、2年3ヵ月にわたり仏教各宗派の連携、世界仏教徒の交流推進を図った。
午後5時半、仏教徒の歌を斉唱して開会。小松宗務総長が藤井会長の挨拶を代読し、「96歳という老躯を顧みず、全日本仏教会会長のご推挽を賜り、今日まで皆さま方と共に仏陀釈尊の大

慈悲に抱かれ、仏祖が鴻恩に

応え奉らんと希い、普く四海に仏教を宣布せんと、仏陀六色の大旆を掲げ邁進してまいりました。しかしながら、近年の激動する現代社会においては、生きとし生けるものの生命は軽視され、人間として歩むべき正しき道に導くことは混迷を極めております。その中で、私たち仏教徒が生命の絶対尊厳と国土の安穏に導くことは至難でありますが、一人ひとりがみ仏の子でるあることを自覚し、一切衆生に救済の手を差し伸べるべく、さらなる和衷共済の努力が希求されているといえましょう」と述べ、人類共存共生の未来に向け世界へ先駆する全日本仏教会を念願した。
次期第27期には大道晃仙会長(曹洞宗管長)、寺町研山副会長(岐阜県仏教会会長)、安原晃理事長(真宗大谷派)が選出された。
大道新会長は「全日本仏教会は来期より機構改革を計り、時代即応の活動を展開することとなりました。財団創立50周年事業として、第40回全日本仏教徒会議、第24回WFB世界仏教徒会議日本大会等の大事業も計画されております。私も皆さまと共に、世界の平和と人心の平安に寄与すべく日々精進して参る所存です」と抱負を語った。
乾杯に続いて関係国会議員等が挨拶を述べ、懇親が深められた。
全日本仏教会は、58宗派の仏教教団、都道府県仏教会、各種団体等が加盟する、日本の伝統仏教界における唯一の連合組織。会長はその中の主要な十教団から推戴されている。

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新年のご挨拶。

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