2004年8月10日号
身延山南米別院恵明寺 創立50周年の記念法要
日蓮宗南米開教50年・身延山南米別院恵明寺創立50周年の記念法要が6月13日、ブラジル・サンパウロ市の身延山南米別院恵明寺で盛大に営まれ、250人の現地信者が参列した。
法要は岩間湛正宗務総長名代として五十嵐顕城北米開教区長(南米開教区長代行)を導師に、恵明寺の石本妙豊開教師、南米新開教地(成就山法華経寺)担当の田村昌洋開教師を副導師に営まれ、サンパウロ仏教連合会の各宗派僧侶も参列。
式中、外護丹誠の信徒に対し、石本妙豊開教師から感謝状と記念品が贈られ、永年の努力精進を讃えた。
恵明寺は、南米開教の使命を帯びて昭和29年にブラジルに渡った故石本恵明上人により建立され、その遺志を受け継いだ石本恵公元開教区長と恵明寺現主任の石本妙豊開教師が、困難な布教活動を支えてきた。
また、前日の6月12日には、同じくサンパウロ市に近年設立された南米新開教地(成就山法華経寺・田村昌洋担当)の法人格取得奉告式が、岩間宗務総長名代の五十嵐北米開教区長を導師に営まれ、約50人が参列した。田村開教師と若い世代の多い信徒たちは、今後の布教の進展に決意を新たにしていた。
現在、日蓮宗南米開教区は、この二拠点を中核として人口1700万人の大都市サンパウロで一天四海皆帰妙法の祖願達成に向けた布教活動を展開している。