オピニオン
2024年12月1日
老いも価値
今年で4回目の年男を迎えた。男性の平均寿命を考えると、残りの人生の方が今までの人生より短いことに気づき、「もう48歳か」としみじみ思った。
元メジャーリーガーのイチローさんがテレビに出演していた。その番組はイチローさんが子どもたちに授業をする内容だった。そのなかでイチローさんは「イチローです。まだ51歳です」と自己紹介をし、これからの人生の展望を語っていた。生きていれば誰もが年を重ねる。私は老いを苦しみと捉えていたが、イチローさんは老いに囚われず、それさえ楽しんでいるように感じた。
日蓮聖人は法華経の修行には2種類あり、善い行いをして徳を積む修行と、煩悩や苦しみから価値を見出す修行があると説かれている。私は老いにも価値を見出し楽しむイチローさんに、法華経の修行の姿があると思った。私も老いという苦しみから価値を見出せるよう精進していきたい。
(長野県布教師会長・伊神玄記)




















