ひとくち説法

2018年4月10日号

三品経

『法華経』は全28章から成り立つ物語です。そこには難解な教理を説き示すことよりも、お釈迦さまと私たちの必然的な関係性を明かし、私たちに注がれる釈尊の思い=大慈悲を明かすことに重点がおかれ、展開されているように思います。
第2章「方便品」では、釈尊が出現される由来そして「誰でも成仏できる」ということが明かされ、第16章「如来寿量品」では、永遠不滅のみ仏が「いつでも、どこでも救います」ということが明かされます。つまり、この2章で「誰でも(仲間)、いつでも(時間)、どこでも(空間)、救われる」ということが明確にされたのです。第21章「如来神力品」では、末法という時代に上行菩薩=日蓮聖人が、み仏の「使い人」として登場し先のことを教え、お題目「南無妙法蓮華経」を唱える信仰を布教されることが明かされます。
この3章が古来「三品経」と称され、特に大切にされる由縁です。

(大阪市布教・師会長村尾泰孝)

illust-hitokuchi

2018年4月1日号

変わる葬儀、変わらないお題目

当地では六町が一市に合併後、新火葬場を計画。反対運動で場所が度々変更になったが、ようやく完成した。施設は立派で綺麗になったが、火葬炉は総工費節減のため、従来の半分の4炉となった。過疎地では、工事費の節減が最優先である。
団塊の世代が亡くなり、炉が不足する2025年問題が言われているが、この世代が終われば死亡者が激減する。新火葬場の規模と火葬炉数は、団塊後を考え決定した。このため新火葬場は炉の順番待ちがあり、葬儀日を延ばすことも出てきた。
火葬場までの所要時間も45分と大幅に延びた。当初は最新の冷却装置を備え、1時間で収骨する予定が、経費節減のため不採用となった。2時間と従来より収骨が長くなった。
現在葬儀時間が制限される。僧侶・遺族・参列者は一体となり、日蓮聖人の本門受持の心髄のお題目を、一生懸命合掌し、大きな声で唱え、故人を心から霊山に送ることが一番大切となる。

(京都府第2部布教師会・長内田雅友)

illust-hitokuchi

side-niceshot-ttl

写真 2023-01-13 9 02 09

新年のご挨拶。

過去の写真を見る

全国の通信記事

  • 北海道教区
  • 東北教区
  • 北陸教区
  • 北関東教区
  • 北関東教区
  • 千葉教区
  • 京浜教区
  • 山静教区
  • 中部教区
  • 近畿教区
  • 中四国教区
  • 九州教区

ご覧になりたい
教区をクリック
してください

side-report-area01 side-report-area02 side-report-area03 side-report-area04 side-report-area05 side-report-area06 side-report-area07 side-report-area08 side-report-area09 side-report-area10 side-report-area11_off side-report-area12
ひとくち説法
論説
鬼面仏心
購読案内

信行品揃ってます!

日蓮宗新聞社の
ウェブショップ

ウェブショップ
">天野喜孝作 法華経画 グッズショップ
">取扱品目録
日蓮宗のお店のご案内
">電子版日蓮宗新聞試読のご登録
">電子版日蓮宗新聞のご登録
日蓮宗新聞・教誌「正法」電子書籍 試読・購入はこちら

書籍の取り扱い

前へ 次へ
  • 名句で読む「立正安国論」

    中尾堯著
    日蓮宗新聞社
    定価 1,365円

  • 日蓮聖人―その生涯と教え―

    日蓮宗新聞社編
    日蓮宗新聞社
    定価 826円+税

書評
正法
side-bnr07
side-bnr07