ひとくち説法

2023年9月1日号

音の響きとオンブ

1世代前頃までオンブは当たり前の光景だったが、ダッコ型に姿を替えたのはなぜなのか。そんな疑問を呈したら、教育者から応答があった。
「オンブでは心臓の鼓動を通じて一体感が」と。オンブを擁護する根拠と受け止めた。両手が空き安定し、仕事をしつつ子守りができる、ともっぱら利便性で捉えていたが、母胎生活時分の記憶や安心感が呼び覚まされ、心の安定が得られるのか。
そういえば、寺に来る幼児は皆、本堂の大太鼓が大好きだ。命を感じ取る音と響きなのか。
「音と響き(修行と悟り)が同時」とは、法華経ですべての者が成仏する譬えの1つだ。命の慶びと祝福が既に約束されているのだ。オンブはそれをリアルに確認できる場なのかもしれない。
ダッコ型商品主流の現況、その背景やねらい、思想はわからない。が、我が孫は流行に逆らって今日も、オンブ帯を手に「要求」する。あるいは、コミュニケーション手段として有効か。(宮城県布教師会長・梅森寛誠)

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