オピニオン
2014年10月20日
幸せのかたち
秋は運動会のシーズンです。わが家でも祖父や祖母を交えての運動会観戦です。お遊戯や徒競走、玉入れなど子どもたちの一生懸命な姿に心が満たされます。懸命に走る姿、皆と合わせてのダンス。子どもたちも観戦する親たちも笑顔があふれています。幸せとはこんなことをいうのだろうなとつくづく思います。
多くの人は常に満たされない心で幸せを求めています。お金が足りない。いい生活をしたいなどなど。足りないものを得た時にはじめて幸せを感じる。本当にそうなのでしょうか。私が私がといっている限り心が満たされないのではありませんか。決して求めてはいけないといっているわけではありません。食事も満足に食べられなければ、心が満たされないのも事実です。
今あるものに目を向ける。身の回りにある笑顔こそが心を満たしてくれるものではありませんか。仏さまは笑顔に気づくことを願っています。
(大分県布教師会長・亀山 環舜)