オピニオン
2013年7月10日
他人と比べなくてもいいんじゃない
以前の教箋の言葉に「苦しめているもの それは 他人と比べている 自分自身です」というのがありました。人はどうしても他人と比べて、「自分はダメだ」と落ち込んだり、また、その反対に「おれは奴よりも勝れている」と優越感に浸ったりもするようです。実はそこから「苦しみ」が生まれるのであります。「ダメだ! ダメだ!」と悲観的になるとそれこそ自分自身が嫌になってきます。これは苦しみですね。また必要以上の優越感も、いつまでこの状態が続くのだろうかと、これまた苦しみになるのです。
私たちは、多くの人々と関わることにより、自分と他人とを比べて、自ら「苦しみの中で生かされている」と思ってしまう、そう言っていいのかもしれませんね。
他人と比べる必要ってあるのかな。自分の信念があれば、比べずとも仏さまがちゃんと見守ってくれますよ。
山梨二部布教師会長 望月 泰幹