オピニオン
2023年9月10日
お寺に行こう
コロナが流行する前にご縁があり、プロ野球ヤクルトスワローズの主砲・村上宗隆選手の父親と話をする機会がありました。村上選手がまだプロ入り2、3年目くらいの時です。大物の片鱗こそあったものの、後に三冠王やWBC日本代表の4番を務める選手になるとは、夢にも思いませんでした。会話の中で「宗隆」という名前は、お寺でつけてもらったのだと知りました。新聞などで同じ名前のお寺が参拝者で賑わっていると話題になりましたが、お寺と縁が深い人のようです。
古来、お寺にはいろいろな役割があり、儀式墓参だけでなく、さまざまな目的で人が訪れてきました。お寺で命名すれば村上選手のようになれるとはいいません。ですがいつでも知りたい情報を気軽に入手できる現代、ふと行き詰まった時はお寺に参拝し、心静かに仏さまに合掌してみてはいかがでしょう。新しい気づきが必ずあるはずです。さあ、お寺に行きましょう。
(山形県布教師会長・外塚顕龍)
