オピニオン
2023年3月10日
共にいることの喜び
宇宙はお題目の光によって営まれています。その光を信じて受け容れれば、その光は私たちの心の闇を照らし出してくれます。心の闇には、気づかず蓄積されてきた罪業と、いまだ開花していない能力の種が秘められています。
自身の中にある罪福の相は、家族の関わりに顕現しています。故に自身の心を知ろうと願うならば、自分は家族とどう関わっているのかを検証してみることです。自分の思いが伝わらない、相手の気持ちが理解できない、互いに本音で話せない、情報を共有していない、関わることを避けているなど、さまざまな感情を手掛かりにして、自分の心を学び意識できるようになります。ただし、相手の対応や反応は、自分の心の反映であると気づく必要があります。
幸せはいつも足元にあって、そこから始める必要があります。共にいることが喜びとなり、生きていることが楽しいと思える人生が開かれます。
(香川県布教師会長・高岡完匡)