オピニオン
2022年6月10日
無 常
字のごとく「常に無い」ということですね。
ロシアがウクライナを攻めたり、新型コロナウイルスの世界中への蔓延により、多方面にわたってさまざまな不具合が起こっています。病院が機能しなくなり、イベントや会議もなくなり、職を失ってしまう人もいたことでしょう。海底火山が噴火して軽石が沿岸に漂着し、漁業関係者が損害を被ることもありました。あるいは列車の中でオイルをまいて放火するなどなど…。
そう思うと何事もなく1日が平凡に終わることほど、ありがたいことはないですね。「よい1年になりますように」と初詣に願って手を合わせる人も多いと思いますが、普通に過ごせることに感謝するべきなのではないでしょうか。
しかし「常に無い」ことが起こることをいつも想定しておくことも大事です。何が起こってもジタバタせず、冷静に対処することも心がけていきましょう。
(福井県南部布教師会長・遠藤建峰)
