オピニオン
2019年8月10日
ご先祖さまに「おもてなし」
東京オリンピックを1年後に控えた今年、茨城県では国民体育大会、通称「茨城国体」が開催されます。大会の基本方針は、「誠意とまごころを持って来県者に接し、全国に茨城の魅力を発信する」です。大会に参加する選手はもちろん、観戦の人にも気持ちよく来ていただき、気持ちよく帰っていただけるように、心のこもった待遇を目指しています。まさに東京オリンピック招致で話題になった「おもてなし」の心です。これで都道府県の魅力度で例年最下位の茨城の順位が少しでも上がればという期待も込められています。
おもてなしの心とは、見返りを求めず、相手を敬い、ホスピタリティの精神でお迎えすること。これは何も生きている人に対してだけではありません。ご先祖さまに対しても同様に、いや、それ以上に心もこもった「おもてなし」をしたいものです。お盆には形はもちろん、心の部分もしっかり準備をしてご先祖さまをお迎えしましょう。
(茨城県布教師会長・横川和克)
