オピニオン
2018年5月10日
仏教を実践しよう
家内から物置の整理を請け負ってからどれくらいの期間がたっただろうか。「やろう、やろう」と頭で分かっていても、行動にならぬのが正直なところである。
片付かぬ物置の中を眺めながら、「よく使う机は手前にして、長年使わない茶碗は処分しよう」と整理の手順やうん蓄を語ってみるが、家内から「何時するの」と言われ、何も言えずにいた。
仏さまからの良い教えも、実行するまでにいかないのが常ではないか。仏教も実践が伴わなければ意味がない。仏さまもあきれているのではないか。片付かぬ物置同然、宝の持ち腐れになろう。まずは行動である。
最近、物置の整理を始めることにしたのである。小さな1つの行動からでも、大きな善行に繋がる。しかし、自分勝手な思い込みにならないように、法華経に照らし合わせて合掌しお題目を唱える。さあ、始めてみよう。
(大阪府豊能布教師会長・服部玄朗)