オピニオン
2018年2月10日
1日の始まりは感謝の言葉から
私は毎朝、本堂の御宝前で額ずいた後、合掌しお釈迦さまと日蓮聖人を仰ぎ見て「今日も命をいただきありがとうございます。今日も一日、精一杯つとめさせていただきます」と感謝の言葉を申し述べてから勤行を始めることにしております。
それは、自己が御仏や神々、ご先祖さまなどによるご加護やお導き、また家族はもとより、御心にお留め下さるご寺院や檀信徒、知己など大勢の方から頂戴するお心遣いや物心両面にわたるご支援によって、かけがえのない命を長らえて、今日も新たな1日を始められることに、心の底から感謝しているからなのです。
このような思いから、1日を始めるにあたり、感謝の気持ちを言葉にして表したくなるのです。
日々頂戴する数多くのご恩に、わずかでも報いられるよう、感謝の気持ちを忘れず、御仏に対し今日1日の努力をお誓い申し上げ、日々精進を重ねたいと思うのです。
(石川県第2部布教師会長・中屋隆邦)
