オピニオン
2017年3月10日
日々の積み重ね
稀勢の里が初優勝、そして十数年ぶりの日本出身横綱になり、日本中が大喜びしました。
稀勢の里は「支えてくれた人への感謝」を最初に述べ、父親はこれまで肝心なところで勝てない時でも、「毎日一歩ずつ成長しているのだ。」と親子で確認しあってきたこと、一喜一憂することなく決して諦めずに常精進することの大切さを重ねて述べていました。
「毎日毎日の積み重ね」。私たちの信仰も同じですね。信仰は水の如くと申します。火が燃えるようにパッと勢いよく燃えても、その時ばかりではいけない。水がさらさらと流れ続けるように、毎日毎日の積み重ねです。変わらぬ心、衰えぬ心が大切です。明けない夜はない。
日蓮聖人のお言葉に、「法華経を信ずる人は冬のごとし。冬は必ず春となる」とございます。この世で一番心豊かな人、この世で一番心清らかな人を目指して、お題目を唱え続けましょう。
(東京都東部布教師会長・小山内 功静)