オピニオン
2015年8月1日
ガンさん! ありがとう
ガンで入院していた檀徒さんが、快復されて「信仰の力って凄いですね。病院のベットの上で、お経を読み続けておぼえてしまったら、ガンが消えてしまいました。本当に不思議です」と語っていた。
本当は、私たちの命の力というのは、計り知れない。その命の力を発現させる教えによれば、実はガンが治ることも不思議でもなんでもないのかもしれない。
先日ある医師の講演会に参加した。その講演の中で次のようなお話があった。「ガンになったら、ガン細胞さんありがとうくらい言ってほしいものです。ガン細胞だって自分の細胞です。自分自身に悪い悪いと祈るのだから、ガンの方だってたまったものではない」
いつからか私たちは条件付きで自分のことを愛し、仏さまからの無条件の御心を自ら望んで拒んでいるのかもしれません。
(山梨県第2部布教師会長・功刀貞行)