オピニオン
2015年1月10日
春を待つシンデレラ
皆さんはグリム童話のなかのシンデレラのお話を、ご存知だと思います。
シンデレラは継母とその2人の娘にいじめられて、家政婦のようにこき使われ、灰まみれになって働きました。シンデレラとは灰かぶりという意味だそうです。ある時お城から王子様の花嫁を選ぶための舞踏会の案内が来ました。シンデレラは「お前にはドレスがないからだめだよ」と連れていってもらえなかったので、小鳥に頼んで素敵なドレスを用意してもらいました。王子様は美しいシンデレラに夢中になり、やがて二人は結婚して幸せに暮らしました。
シンデレラはまた、ドイツの厳しい冬を象徴しているとのことです。
日蓮聖人は「法華経を信ずる人は冬のごとし。冬は必ず春となる」と仰っておられます。
私たちは厳しい冬にこそ、法華経の信心に励まなければならないと思います。
(北海道東部布教師会長・小坂井仁厚)