オピニオン
2014年8月10日
宇宙時代の法華経
コペルニクスの地動説(1543年)が普及した16世紀から20世紀までの5百年間に、科学技術は目覚ましく進歩してきました。今、21世紀に入って14年目のこの時、人類はその生活空間を地上から宇宙へと広げようとしています。
法華経の二処三会の説相は、第十一章見宝塔品の中間において、地上での説法(霊山会)から空中での説法(虚空会)へと場面は激変します。
即時に釈迦牟尼仏は、大音声を以て普く四衆に告げたまはく、「誰か能く此の娑婆国土に於て広く妙法華経を説かん。今正しく是れ時なり」と。
宇宙空間での生活を可能ならしめた科学技術の基礎学問分野は、言うまでもなく、現代数学と現代物理学です。その数学・物理学の基本法則は、妙法華経によって説明することができます。法華経は現代の最新科学にも通じる教えなのです。さまざまな学問を網羅・融合した人類の叡智と永遠の真理がそこにはあります。
(徳島県布教師会長・萱間顕誠)
