オピニオン
2014年6月1日
心澄めば、善悪が…
昔、あるところに、と始まる日本昔話。そのなかに「花咲じいさん」がある。正直おじいさん夫婦が、可愛がっていた犬が畑で吠えていた。掘ってみると、なんと小判がザクザクとでてきた。その様子をみていた、となりの欲深いおじいさんが、犬を借りて畑に行き、掘ることになった。しかし、いくら掘っても汚いごみばかりでした。
おなじみのお話です。なぜ、こんな違いがおきたのでしょうか。そして、掘った犬のいのちが奪われてしまう結果になったのでしょう。自分の心のあり方に気づいていないのでしょうね。
現代社会を見渡すと、なんと理不尽なことが多いではありませんか。自分中心に行動し、結果が悪ければ他人のせいにすることが目立ちます。自分を映す鏡があればいいのですが。
あります。合掌し、お題目を唱えてみましょう。心澄めば、物事の善悪がはっきりと映し出されます。 諸善奉行 自浄其意 合掌
(兵庫北部布教師会長・松村貫昌)