オピニオン
2019年7月20日
夏休みはお寺へ
子どもたちが楽しみにしてる夏休みがはじまります。小学生の頃、ラジオ体操が終わるとみんなでお寺に走って行き朝のお勤めに参加しました。住職である父の指導で真剣にお経を読み、お題目を唱え、終わるとご褒美のお菓子をもらい相撲を取ったりしたのが懐かしい思い出です。
近年夏休みに子どもたちを対象にしたお寺での修養道場の開催が各地で増えています。好評で参加させたいと思っている親御さんも多いようです。お寺での修行体験は夏休みの思い出になるばかりでなく人生の糧になるでしょう。
またお盆にはぜひご家族でお墓参りをすることをお勧めします。故人を偲び自分と向き合うお墓参りは大切な家族との思い出にもなります。寺離れ、墓じまいと言う言葉を聞くようになりましたが、家族で一心に合掌する姿はいつの時代までも続いてほしいと思います。もちろんご本尊さまへのお参りもお忘れなく。
(埼玉県布教師会長・石黒淳明)