ひとくち説法
2019年3月1日
お彼岸には…
まもなく春のお彼岸がやって来ます。お彼岸とは、お中日を中心に前後3日間仏道修行をする期間です。仏道修行といっても何も難しいことはありません。日常生活を見つめ直して自分の行いを反省することも、立派な仏道修行になります。
簡単な仏道修行のひとつ。「和顔」といって、笑顔で人と接すること。あなたが笑顔でいると、相手の人が安心するでしょう。つまり相手の人に安らぎを与えたということで、あなたは功徳を積んだことになるのです。あなたも相手の人も幸せな気持ちになれるということ。こんな簡単なことからお釈迦さまのお導きをいただける、ありがたいではありませんか。
さあ、まずは笑顔でお彼岸の1週間をがんばりましょう。お釈迦さまや日蓮聖人が守って下さっていることを実感できるはずです。そして、お寺にも来て御本尊に手を合わせて下さいね。そうすることで積んだ功徳はより一層、花開くのです。
(北海道西部布教師会長・水谷寛斎)