書評
2014年10月30日
童話 『テドゥウ物語』
童話 『テドゥウ物語』が発行された。著者は京都市大慚寺住職・石井見秀師、絵は北海道妙純寺住職・田古寿延師。平成21年日蓮宗新聞の小説大賞を受賞し、同新聞に平成22年8月から24年6月まで連載された。その後、同小説は長崎・熊本教化センター発行の『あんのん』で連載されていた。
「テドゥウ」って一体なに? 「ふだんは目に見えないのです。子どもが好きで、いつも子どもの近くにいます。もし離れた所にいても、子どもがこまったり悲しんだり苦しんだりしていると、その体や心の〝痛み〟に気づいてすぐそばに来てくれるのです。また、よくないことを考えたりしたりすると、止めに来ます…〝テドゥウ〟の姿や性格はどんなものかというと、少しリスに似ていて…それは、物語の中で少しずつ紹介していきましょう」(本文より)。
ちょっとヒント。かわいい妖怪らしい。あとは物語を読んでのお楽しみ。
(B5判 教化センター九州発行 定価540円・税込)
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