2024年7月3日
【栃木】青年会講習会
今回の講師である西口彰子師(妙建寺 副住職)は東京藝術大学声楽科卒業の後、同大学院独唱科を経て、マネス音楽院修士課程を卒業し、オペラ歌手としてコンサートも開催している。
多くの経験の中で歌を通しての身体の動きに関心を持ち、今回のワークショップの内容である「癖から解放された、本来の自分・声を体験する」を開いた。本来の声を体験するにあたり、アレクサンダーテクニークを用いて説明し、心身の癖や必要のない緊張に気づき、それを無くし、自然な身体の使い方を理解することである。
ワークショップでは「何もしない・首は自由・背中は長く広く・頭は前へ上へ」というような、身体をリラックス状態にして、余計な力が抜けた状態にし、手を挙げる、足を開くなど自身がどのような力の入れ方をして動かしているのかを一つ一つ自身で確認し、その動きを他の人にも確認してもらい自然な動きを認識することで身体の癖やこわばりを取り除くことにより声の出し方も変わり、出した声も変わることを参加者は実感した。リラックスし、良い姿勢の状態が声にまで影響することを実感するのに大変良い機会となった。