全国の通信記事
2024年2月12日号
山梨1 志摩坊開創750年・最上位経王大菩薩大祭
【山梨1】2月12日、身延山内支院志摩房にて、4年ぶりとなる開創日傳聖人報恩法要並びに最上位経王大菩薩大祭が執り行われた。身延山内で最も歴史ある宿坊と伝えられる志摩房は、中老僧の恵朝阿闍梨日傳聖人(善智法印)によって開創され、本年2月8日で750年の節目を迎える。日傳聖人の御命日である2月12日に毎年大祭が行われていたが、コロナ禍により自粛が余儀なくされていた。日傳聖人720遠忌である本年、4年ぶりに通常開催がされ、100名もの檀信徒が全国各地より参列された。法要では志摩房の裏山にて祀られている最上位経王大菩薩が特別開扉され、身延山内支院並びに有縁の各聖による加持祈祷が行われた。法要後には、山梨県出身のジャズシンガー・若林みわさんによる演奏が披露され、心地よい歌声と音色に参拝者は胸を躍らせていた。志摩房住職・佐藤順行上人は「お寺は皆様からお布施をいただいて護持する事が出来ています。この大祭では、お寺から皆様へのお布施という気持ちでさせていただいております。」と参列者へ日頃の感謝の気持ちを述べられていた。
2023年5月27日号
山梨1 身延町横根実教寺で法灯継承式
【山梨1】山梨県身延町実教寺において令和5年5月27日、午前9時半より入寺行列、午前10時より法灯継承式が行われ、第35世石川正雄師から第36世石川智正師に払子が継承された。石川正雄師より関係各聖、各位への感謝の言葉と「数年前に体調を崩してから身延山開創750年を節目とし、後進に法灯を譲りたいと考えてまいりました。これからは新住職を支え協力していきたい」との挨拶が述べられ、石川智正師より「法灯を継承したという責任の重さを感じております。住職としての強い自覚を持ち、これからも日々精進してまいります。そして寺門を守っていくためには、檀信徒の皆様方のご支援、ご協力が必要であります。これからも先代、先々代同様のご協力をお願い致します」との決意と挨拶が述べられた。
2023年3月10日号
山梨1 管内先師報恩法要
【山梨1】令和五年三月十日(金)午前十時より、身延山久遠寺(内野日総法主)仏殿において、山梨県第一部部声明師会(内藤英覚会長)による第九回山梨県第一部管内先師報恩法要が営まれ、令和四年度にご遷化された先師各聖をはじめ、管内寺院より申し込まれたご回向が行われた。
法要後、内藤英覚会長(南部町蓮性寺住職)より「声明師会としての活動を考える中で、管内先師のご回向を行うための報恩法要を行うこととなり、平成二十七年より続けてまいりました。来年十周年を迎えるにあたり、さらに管内に周知していただき、より多くの皆様方に出席していただきたい」との挨拶が述べられた。