全国の通信記事
2024年3月15日号
北海道東 伝道企画会議
【北海道東】伝道企画会議が3月5日釧路市の宗務所で開かれ、宗務所員12人が参加した。
企画運営会議ではコロナ禍を経て再開した地区単位での檀信徒参加型行事を総括し、布教方針の「いのちに合掌」を伝えるにあたり参加地区を拡大しての開催を協議した。また日蓮宗の強みと弱みについての意見交換し、葬儀・法事についての問題点・課題を話し合った。
2024年2月3日号
北海道東 紋別市妙進寺で節分祈願式
【北海道東】5年ぶりとなる紋別市妙進寺の節分祈願式が2月3日に開かれ、檀信徒など約120人が参列した。令和6年能登半島地震の犠牲者追悼の祈りに続き、檀信徒の健康と漁業の町・紋別の大漁が祈願された。恒例の福豆まきでは、用意した2千個の福豆と祓い餅が用意され、当たりくじの入った福豆を手にした人から歓声が上がった。
2023年12月23日号
北海道南 余市町妙蓮寺本堂落慶式
【北海道南】余市町妙蓮寺で12月23日、本堂落慶式が営まれ、僧侶檀信徒約40人が参列した。
前本堂は昭和16年に建立され、同22年の寺号公称以来、開山栗林錬秀(妙蓮院日芳)上人からの悲願である本堂の新築が80余年の時を経て実現した。法要では御宝前に開眼の祈祷が行なわれ、新しく整えられた堂内に唱題の声が響き渡った。導師を勤めた土屋大乗宗務所長は「歴代上人の本堂再建への志しを知るものとして、お祖師様のお顔が心なしか寂しそうに見えたことがあり、どうにかしてさし上げたいという思いがあった。これからも長く妙蓮寺が続いていくため、共に歩みたい」と落慶への思いを述べた。
総代の飯野俊之氏は「新本堂が完成し落慶式を迎えることができました。お檀家の皆様のご協力に熱く御礼申し上げます。子孫に伝えていく為、信行に励み護寺に努めてまいります」と感謝と決意を語った。
妙蓮寺の旧本堂は、度重なる台風等の水害により土台や床板の腐食が進み、特に御本尊をお祀りする御宝前は見るからに傾斜し事態は急を要するものとなっていた。護持に努めてきた前住職第3世栗林啓秀(真浄院日秀)上人が令和4年6月24日に遷化し、再建着工するには至っていなかった。当初補修も計画されたが、近年の物価高、少子化により今後状況が厳しくなることは必至であり、代務住職を務める土屋所長と檀信徒が協議を重ね、妙蓮寺の法灯を護持するべく新本堂建立を決断しこの度の落慶が果たされた。