全国の通信記事
2024年2月17日号
神奈川3 下津行輝師帰山式
【神奈川3】二月十七日(日)、小田原市・済度山法船寺にて、下津行輝日尚上人・日蓮宗第荒行堂結 界修行第五行皆伝帰山奉告式が執り行われた。 午前九時三十分、同行僧八名・檀信徒と共に日尚師の帰山を祝う多くの檀信徒が唱えるお題目の行列で 帰山。 続けて午前十時より、境内五重塔前にて水行式が行われた。 午前十時三十分、日尚師の帰山を祝し参列者四十名を超える寺族・檀信徒が参列するなか、本堂にて帰 山奉告式を厳修。 式に先立ち、神奈川一部修法師会長菅野海應師より許證、山﨑浩道宗務所所長より修了証、日蓮宗加行 所副伝師齋藤憲弘師より五行皆伝傳師相承の認証証と御本尊、神奈川三部修法師会長小泉海文師より全 堂副代表感謝状授与がなされて帰山奉告式が開式。 式中、帰山奉告文にて、日尚師は「平成八年、二三歳で初行し、二七歳再行、三三歳三行、三八歳四行 を成満して以来十二年の歳月ながれ、本年五十一歳にて五行伝師僧正を無事成満せり、二七年の長き年 月に渡り住職として留守すること五度、檀信徒に迷惑不安を与えながらも本日無事成満できること、知 恩報恩の恩に報いることを忘れることなく、これよ先の修法道、僧道を人として一心専念に捧げたくご 宝前において誓い申し上げるものなり。縁ある各聖、五度の修行できる健康なる体を授けし亡き父母、 留守を守し妻子に感謝申し上げる帰山報告の文文とするものなり」と法船寺御宝前に誓願された。 奉告式の最後に山﨑所長、小泉修法師会長が祝辞を述べ、続けて日尚師より「当山に入寺して四ヶ月後 に初行入行、檀信徒の方々にはこれまで五度の入行にご理解ご支援を頂いたことへ厚く感謝を申し上げ る。二七年間五回の修行で八百人以上の同行僧など様々な方との出会いがあり、多くの方の支えがあっ た。五行は互いの行であり、悟りの行、お互い様の行、多くの方の御恩に報いるため何ができるのか答 えはまだ見つかっていないが、少しでも多くのお返しができるよう自分自身の肝に宇命じ励んでいきた い。」と謝辞があった。 今後の下津行輝日尚師の更なる活躍を、そして法船寺の寺門繁栄が感じられる一日であった。
2024年1月15日号
神奈川3 竹内成行上人通夜・葬儀式
【神奈川3】 一月十五日(月)、十六日(火)、平塚市善性寺において第三十六世竹内成行上人の通夜・葬儀式が行われ、管内外の教師、檀信徒が多数参列した。
通夜・葬儀式共に神奈川県第三部宗務所山﨑浩道所長を導師に、管内有志出座のもと、しめやかに執り行われた。
葬儀式の讃嘆文の中で、山﨑所長は「上人は昭和四十一年に第三十六世の法灯を継承するや、幾多の寺門整備に止暇断眠の法輪を転じ、有縁の者帰依渇仰極めて厚きものあり。管内に有っては宗務所副所長等の役職を歴任、宗門に在っては昭和五十二年から計二期八年間に渡り第七区宗会議員に選出され、その間数多くの宗門各種委員にも席を置き広く宗門行政に尽瘁せらる」と述べ、住職在世五十九年の善性寺、宗門への長きにわたる遺徳を称えた。
最後に遺弟竹内法之師が参列者に向けて謝辞を述べ閉式となった。
不妙院日成上人
竹内成行
世壽 九十四歳
2023年11月17日号
神奈川3 年末たすけあい募金
【神奈川3】十一月十七日(金)社会教化事業協会(黒澤龍章会長)は小田原駅構内で「年末たすけあい募金」活動を行った。
本活動はコロナ渦より数年休止していたが、本年は4年ぶりの再会となった。
参加した管内教師七名と小田原市社会協会職員三名は、小田原駅・東海道線改札口、小田急線改札口の二か所に分かれ、約一時間にわたり通りかかる人々に募金を呼びかけた。
秋の行楽シーズンで混雑する駅構内で法衣を纏った教師が小田原に訪れた旅行者や買い物客などに募金を呼びかける中、多くの方が立ち止まり募金箱へ志を入れていた。
当日寄せられた募金は、小田原市社会協会を通じて赤い羽根共同基金に寄託された。