全国の通信記事

2024年1月6日号

東京東 能登半島地震義援金募金

東東240126②【東京東】令和6年元旦、能登地方を震源とする大規模な地震が発生し、甚大な被害をもたらした。

これを受けて、東京東部伝道センターも早急に対応すべくただちに協議に入り、東京東部防災部、及び東京東部日青会と共同で、1月6、7日の2日間にわたり、葛飾区柴又題経寺で「能登半島地震義援金募金」を実施した。

被災地の一刻も早い復旧、復興を願う大勢の方々から温かい志を頂き、義援金の総額は266万4104円にものぼった。東京東部伝道センターは預かった義援金を被災地の社会福祉協議会を通じて寄付し、被災者の支援に役立ててもらう。

2023年11月30日号

東京東 4年ぶりに[信行の集い]

東東231225①【東京東】令和5年11月30日、墨田区法恩寺(鈴木貫元住職)にて、東京都東部宗務所、並びに東京東部伝道センター主催の「檀信徒 信行の集い」が執り行われ、教師と檀信徒を併せて130名が参列した。

「信行の集い」は午前10時に開会、鈴木貫元宗務所長が挨拶し4年ぶりに開催できたことを感謝すると共に、ロシアのウクライナ軍事侵攻にも触れ、皆で一緒に世界平和を祈りたいと檀信徒たちに語りかけた。

「いのちに合掌 平河山法恩寺 江戸十大祖師特別開帳 立正安国世界平和音楽大法要」と題して執り行われた法要は、布施慈宣宗務所副長ら雅楽師3名が荘厳な初楽を奏でて始まり、導師を務めた鈴木貫元宗務所長を筆頭に東京東部管内教師20名が出仕した。平和への願いを込め、大勢の檀信徒と教師たちが1つとなって唱えた御題目の声が堂外に響き渡った。

法要後は、ウクライナの伝統楽器「バンドゥーラ」の奏者で歌手のカテリーナさんによるウクライナ支援コンサートが行われた。ウクライナ民謡など10曲以上を弾き語り、最後には会場内の全員で日本の童謡「故郷」を合唱した。カテリーナさんの祖国への思いも通じ、檀信徒たちからの支援金は約48万円にものぼった

昼食を挟んで午後は、阿部泰雄東京東部布教師会会長による法話がなされ、但行礼拝や開目抄の1節を紹介しながら、敵も味方もなく、縁で繋がった皆が敬いの心を持って助け合い、現世で共に仏道を成ずることが大切だと説かれた。

そして最後に、東京東部修法師会から外山寛実修法師会会長をはじめ15名の修法師による大祈祷会が行われ、参列者の無事息災を祈願して幕を閉じた。

参列した檀信徒からは、「立派で迫力ある法要や祈祷会に参列できて嬉しかった」「平和を願う気持ちが強まった、自分にできる事を考えたい」等の声が聞かれた。

2023年11月8日号

東京東部・研修会で多様化する死生観を学ぶ

東東241130 (3)【東京東】11月8日、東京東部伝道センター主催の教師研修会が江東区の玉泉院(井上慶亮住職)で開催され、管内教師23名が受講した。講師には東北大学の鈴木岩弓名誉教授を招き「宗教民俗学からみた現代日本の死生観」をテーマに話して頂いた。
講演ではまず、日本には昭和頃まで伝統社会の死生観があり、七五三や結婚式、また葬式など、前世代が行っていた生死に関わる儀礼を継承していたと説明がなされた。
次に日本の死生観が変化した要因として、戦後に起こった医療技術の革新と法規制の例を挙げられ、人工妊娠中絶の合法化や体外受精された試験管ベビーの誕生など、子供は「授かるもの」から「作るもの」という考え方が台頭してきたと述べられた。
死についても人工呼吸器の発達や心臓移植手術により、脳の働きが消失しても心臓と呼吸機能は動き続ける「脳死」が生まれ、「心臓死」とどちらを「死」と捉えるか個人の選択に委ねられるようになったという。そしてまた、最新医療により寿命が延び「超高齢多死社会」が到来、命の始まりと終わりは人が操作できるとの理解が普及していったと解説された。
こうした変化を経て現代日本に個人の価値観を重視する死生観が芽生えたという。死者は子孫が祀るという意識は薄れ、「墓じまい」や自ら死の準備をする「終活」という言葉が流行した。また先祖祭祀の方法は多様化し、儀礼を簡略化した「直葬」や、「永代供養墓」「散骨」といった新たな墓制も生まれた。そして今後、80年代以降の日本社会を主導してきた「団塊の世代」が死を迎えるにあたり「自分にとっての死」を模索する傾向は益々顕著となり、より多様な死生観が生まれるとの見解が述べられた。
講演後には、鈴木名誉教授と東京東部伝道センターの川島秀尊センター長による対談も行われ、川島センター長は「寺院や僧侶もより多様な対応が求められるようになるが、どう変化しても、檀信徒の気持ちに寄り添うことを大切にしながら導いていくことが重要だ」と語った。

side-niceshot-ttl

写真 2023-01-13 9 02 09

新年のご挨拶。

過去の写真を見る

全国の通信記事

  • 北海道教区
  • 東北教区
  • 北陸教区
  • 北関東教区
  • 北関東教区
  • 千葉教区
  • 京浜教区
  • 山静教区
  • 中部教区
  • 近畿教区
  • 中四国教区
  • 九州教区

ご覧になりたい
教区をクリック
してください

side-report-area01 side-report-area02 side-report-area03 side-report-area04 side-report-area05 side-report-area06 side-report-area07 side-report-area08 side-report-area09 side-report-area10 side-report-area11_off side-report-area12
ひとくち説法
論説
鬼面仏心
購読案内

信行品揃ってます!

日蓮宗新聞社の
ウェブショップ

ウェブショップ
">天野喜孝作 法華経画 グッズショップ
">取扱品目録
日蓮宗のお店のご案内
">電子版日蓮宗新聞試読のご登録
">電子版日蓮宗新聞のご登録
日蓮宗新聞・教誌「正法」電子書籍 試読・購入はこちら

書籍の取り扱い

前へ 次へ
  • 名句で読む「立正安国論」

    中尾堯著
    日蓮宗新聞社
    定価 1,365円

  • 日蓮聖人―その生涯と教え―

    日蓮宗新聞社編
    日蓮宗新聞社
    定価 826円+税

書評
正法
side-bnr07
side-bnr07