全国の通信記事
2023年12月8日号
宮鹿沖 「認知症カフェ」
【宮鹿沖】12月8日、宮崎県都農町龍雲寺と町役場主催の「認知症カフェ」が龍雲寺で開催された。この行事は、日本の65歳以上が5人に1人認知症になっている事への対策として、地域の開けたお寺を掲げる龍雲寺で取り組まれる事となった。
当日は参加予定人数30名を超える40名が参加。お茶を飲みながら住職(吉田憲由師)による「イキイキ生きる為の話」や、副住職(吉田憲史師)の「団扇太鼓」を使った認知症予防のレクリエーションが行われ、参加者はお寺の雰囲気を感じながら、「歌う・見る・叩く」という3つの事を同時に行う太鼓での予防対策に楽しみながら学ぶことが出来た。また参加したいと笑顔を見せていた。
住職は「今回、お寺と役場や団扇太鼓と童謡が交わる初めての取り組みとなった。参加が地域の方々という事もあり、童謡を歌いながら団扇太鼓を叩く事で、更なる信仰や皆の健康に繋がる事を願っている」と語った。
2023年11月28日号
宮鹿沖 三県檀信徒研修道場
【宮鹿沖】令和5年11月28日、第31回宮崎鹿児島沖縄三県檀信徒研修道場が宮崎市本永寺(管区宗務所 黒木浩順住職)にて開催された。
90名近くの檀信徒が集まり、講演や、日蓮聖人身延山御入山750年報恩法要並びに立正安国世界平和祈願が執り行われた。
講演では吉良貴徳師(日向市 本光寺副住職)が私たちの根っこにある御先祖様に手を合わせ、パートナー、家族と支え合い思いやりの心を育んでいく大切さ、また檀信徒の皆様に支えてもらっているからこそ私たちはお寺を護ってこれているんだと語った。
感染症対策の為午後のみの短縮で行た檀信徒研修道場だったが檀信徒の方々から「一緒にお寺を護るよ、護っていこうね。」と力強い言葉を沢山頂いた道場となった。
2023年11月10日号
宮鹿沖 沖縄県伊江島で五段施餓鬼大法要
【宮鹿沖】令和5年11月10日沖縄県伊江島JA農民道場跡地におきまして那覇市法華経寺伊東政浩住職御導師のもと宮崎、鹿児島、沖縄3県修法師6名が集まり五段施餓鬼大法要が開催された。
伊江島は、第2次世界大戦、沖縄戦の縮図され、一坪に砲弾が2発 打ち込まれたと語り継がれるほど、悲惨な歴史がある。伊江島に砲弾が打ち込まれた理由の1つに、 アメリカ兵も驚くほどの立派な飛行場が建設され、 その飛行場を破壊するためにたくさんの砲弾が打ち込まれたと言われている。沖縄県としては4人に1人がお亡くなりになったと言われる第二次世界大戦であったが、伊江島は2人に1人がお亡くなりになった。今回の大法要は町を挙げての開催、施主のAnanthya伊江玲美社長は「現在、沖縄県伊江村のこの地で、未使用の農食廃棄物の活用とバクテリアの発酵技術を利用し、新しいバイオマテリアルの生産に取り組んでいる。ここ伊江島農民道場では、土に変えるナノセルロースという繊維を生産。皮革や石油系品に代わる製品を生産していく授業を計画。この事業が伊江村で新たな雇用を生み、経済成長を促進し、沖縄県の持続可能な発展に貢献。この度、この事業に先立ち、先人の方々と土地へのご挨拶と感謝の思いを込めての大法要をしてくださり感動しました」と挨拶された。
伊江島副村長や町役場の方々、JA支店長をはじめ
町の多くの方々がご参拝され
町あげての大法要のお題目が響きわたり、
伊東住職は「この農民道場跡地で行われた祈りが諸霊の供養、さらには事業の発展、そして伊江島、沖縄全土、日本国、世界で現在起こる紛争へまで届きますよう、慰霊なくして平和なし。立正安国世界平和をお祈りいたします」と締め括った。