全国の通信記事
2024年2月22日号
島根:安来市本成寺第30世岡本亮浩上人遷化
【島根】岡本亮浩師(島根県安来市本成寺第30世)2月22日遷化。世寿96歳。法号は妙玄院日浩上人。同寺で27日通夜、28日葬儀が営まれた。昭和23年に出家得度、昭和26年師父の突然の遷化に伴い立正大学在学中に啓運山本成寺の法灯を継承し、22歳という若さでその重責を担う。布教と伽藍維持整備に尽力し、平成26年に法嗣岡本亮啓師に法灯を託した。宗門では、教区長、宗務所長、協議員議長等の要職を歴任した。
また地元旧広瀬町議会議員を5期20年務め、町政発展にも努めた。地域では、保護司を務め地元の保護司会会長に就任し更生保護に尽力した。その功績により、勲五等双光旭日章、藍綬褒章を授与された。
2023年10月4日号
島根 管内布教講習会
【島根】島根県布教師会(小川廣延会長)が10月4日、5日の2日間で「管内布教講習会」を行った。会場は奥出雲町安養寺(田中祐司住職)。檀信徒並びに管内教師で約80名が参加した。
初日は安養寺檀信徒会による和讃、布教師会長導師によるお勤め後、福井県中部布教師会長で同県越前市妙智寺住職の坂井是真師による「いのちに合掌~みんなが佛さま」、続いて奥出雲町担当官による「仁多米はなぜ美味しいか」と題した公開講座があった。
二日目は会場を同町玉峰山荘に変え、管内教師が法話を行い坂井師から講評を頂く法話研修と「お坊さんは愉しい~救い救われる菩薩の道」と題した教師研修があった。
今回で71回目となる大変歴史のある講習会であるが、ここ数年長く続いた国のコロナ対策が大きく舵を切った中で、多数の参加者があり盛大に開催された。
2023年7月26日号
島根 親子ふれあい寺子屋
【島根】島根県青年会(橘亮光会長)主催の「親子ふれあい寺子屋」が、島根県宗務所と島根県檀信徒協議会(品川保夫会長)との共催で7月26日開催された。新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行されたことで、実に4年振りの開催となった。会場は安来市本成寺(岡本亮敬住職)。青年会主体のスタッフ14人が、いのちの話、写佛、座禅、行儀作法、食事作法の指導を行った。また、流しそうめん、本成寺眼前を流れる飯梨川での川遊び、バーベキューなどお楽しみが盛り沢山で、子供たちの笑顔が眩しかった。橘会長は「思いやりの心の大切さに気付いてもらうことが出来る内容にしたかった」と語り、参加者の協同作業をあえて行う等の工夫をしていた。子供たちは、はじめは緊張していたが、打ち解けてきた途中からは、自ら「他者への思いやり」を実践していた。参加者は来年も参加したいと笑顔で語っていた。