全国の通信記事
2023年2月26日号
奈良 訃報・池田正史師
【奈良】宇陀市の妙福寺第40世池田正史(龍祥院日晃)上人の葬儀式が3月1日に自坊で営まれた。
池田上人は管内の協議員会や修法師会、法縁講などで要職を歴任した。
2月26日遷化、世寿73歳。
兵庫西 石原弘淳師成満報告式・星祭り
【兵庫西】2月26日、たつの市龍光寺で石原弘淳住職の第参行成満報告式・星祭りが行われ、僧侶・檀信徒約100名が参列した。晴天の中、県内外の行僧8名と檀家・信徒で組まれた行列は旧兵庫県立龍野実業高校を出発し唱題行脚で帰山。石原住職が荒行堂で開眼した親大黒天を同寺に安置し遷座の読経を捧げた。その後、本堂前で水行式が行われ参加者は手を合わせ見守った。帰山報告式では、行僧の迫力ある読経と修法が行われ、石原住職の朗々とした報告文が読み上げられた。石原住職は謝辞で「懐かしの自坊に帰って来ることが出来て感無量。2年前住職になり、もっと多くの人に法華経・お題目を弘めたいと思い、福をもたらす大黒様を当山に迎えたいと参行を志した。前住職や家族、檀信徒の皆様にお寺を守ってもらい、本当に幸せな行が出来た。皆様に恩返しをする為にこれからも精進していきたい」と語った。引き続き行われた星祭りでは、ランドセル祈願や虫封じ、豆まきが行われ参加した大人から子供まで祈りを捧げた。
2023年2月25日号
京都2 厚海龍仁師の帰山報告式
【京都2】第再行を成満した厚海龍仁師の帰山報告式が2月25日、宮津市妙立寺(厚海経信住職)で行われ管内寺院並びに檀信徒が参列した。
華やかな音色を奏でる万灯を先頭に4人の同行僧、檀信徒と行列し無事に帰山した。その後水行、そして沢山の幣束が並ぶ本堂で報告式が行われ厚海経信修法師会長から許証を受けた。厳しい行を修した声が本堂内に響き、力強い修法を檀信徒はありがたく手を合わせ受けていた。
厚海龍仁師は帰山挨拶で、「一人の力ではできなかった、檀信徒の皆様、一緒に入行した皆様のおかげです、一人一人が円となり和となったからこそ無事帰山することができました。また再行は少ない人数であったが、協力し合い励ましあいながらすべてを出し切った行ができました。」と述べた。檀信徒からは「厳しい修行であるが、その貴重な体験を基にお寺を発展していただきたい」と期待された。