全国の通信記事
2023年5月21日号
大阪豊能 春期百部経法要
【大阪豊能】能勢町持経寺で5月21日、春期百部経法要が開催され、畑譲檀信徒協議会会長、久保文昌身延会会長はじめ各寺院総代代表など僧侶檀信徒68人が参詣した。
平成8年以来27年ぶりに百部経を受け持った持経寺は、京都本隆寺を総本山とする法華宗真門流に属する寺院。能勢一円法華の成立と発展の経緯から、能勢門中寺院の一寺として交流が深い。
同寺は檀信徒の協力を得て、宗祖降誕800年慶讃事業として本堂の塗り替え、外トイレの新築など寺門興隆に努め、この日を迎えた。
法要では、坪内清佑住職が導師となり能勢門中寺院17ヵ寺出仕による法要が勤められた。
2023年4月23日号
大阪豊能 寂照院日乾上人報恩法要
【大阪豊能】4月23日、寂照院日乾上人報恩法要が乾師堂で奉行された。乾師堂は、江戸初期、当地に法華経を弘めた「本郡授法の唱導師」と称される日乾上人と領主能勢頼次公との初会談の地である。毎年能勢門中寺院が全出仕し、お堂に収まりきれないほどの檀信徒が集い、日乾上人の御遺徳を偲び報恩の誠を捧げている。今年で388遠忌を迎えるが、コロナ感染症が拡大して以来、3年間は導師と数人の総代だけで修された。法華経がどのようにこの地に弘通し、そして400年近くもの長きにわたって深く根付いてきたかを顧みる上で大変意義深く、そして檀信徒と共に行(読誦会)・学(法話)・法要(報恩法要)を実践できる貴重な道場である。「乾師さん」と慕う地元少数の人々によってお堂や法要が長年支えられていることを忘れることなく、当地における能勢法華成立までの歴史的認識が次世代へ正しく受け継がれるよう、この法要を堅持していくことをが、当世を生きる我々に課せられた使命と認識している。
2023年3月17日号
大阪豊能 第88回「一日研修道場」
【大阪豊能】宗務所主催、檀信徒協議会が後援する第88回「一日研修道場」(昭和56年以来、年2回開催)が3月17日、能勢町蓮華寺(桑木茂光住職)で開催され、檀信徒39人が参加。午前9時開式、法味言上に続いて、植田観樹師(眞如寺住職)の講義『法華経の行者日蓮聖人』その3を聴聞。書写行の後、水谷進良師(新福寺副住職)を講師に迎え「日蓮聖人と法華経」と題する法話を聴聞した。また今回で研修50回を修了した泉篤子さん(妙華寺檀徒)が表彰され、桑木茂光所長から記念品の扁額と「一心精進一心見佛・不退の修行を賞讃いたします」との祝辞が送られた。