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2022年12月3日号
大阪豊能 豊能連合立正婦人会能勢門中寺院巡り
【大阪豊能】宗務所主催、豊能連合立正婦人会能勢門中寺院巡りが12月3日、能勢町の持経寺で開催され檀信徒55人が参拝した。
この企画は、管内の山間部にある能勢門中寺院を順次参拝することで、お寺への親しみを感じて貰い会員相互の親睦を深める目的で立案され、14回目を迎える。
法味言上後、住職坪内清佑師から由緒沿革を紹介。
当寺は日蓮聖人門下連合会をともにする法華宗真門流の寺院である。
その歴史を紐解けば能勢地方における法華寺院としては最古のお寺であり、能勢門中寺院の一ヵ寺として志を同じくしている。
境内の諸堂見学の後、大塚泰雅声明師の仏事作法講習が行われ、三宝を敬う心を基礎に数珠の取り扱い方などについて学んだ。
2022年11月20日号
大阪豊能 豊能町法性寺で入寺式
【大阪豊能】11月20日、豊能町法性寺で第24世相川大輔師の入寺式が行われた。
当寺は平成28年10月に第22世大西観陽上人が遷化されて以降、眞如寺住職植田観樹師が第23世として代務を務められ、令和2年5月相川師が入寺。
コロナ禍で入寺式を自粛していたが、この度管内に新住職をご披露する機会となった。
式では堂々たる姿の新住職が御宝前にて奉告文を奉読。
大輔師は「信仰に真摯に向き合う檀信徒とともに法性寺の伝灯護持に不退精進していくことをお誓い申しあげます」と決意をあらたにした。
宗門の未来を担う若い師の今後の活躍が期待される。
2022年11月19日号
大阪豊能 ウクライナ支援音楽コンサート
【大阪豊能】11月19日能勢町蓮華寺(桑木茂光住職)にて、御会式法要(第741御遠忌)がコロナ対策徹底のもと営まれ、僧侶檀信徒40人が参列した。午後1時より本堂で御会式法要を営み、昨年御正当を迎えた降誕800年から10年後の第750遠忌に向けて、参詣者は日蓮聖人の大いなる御遺徳に思いを馳せた。続いて午後3時より、ウクライナ支援音楽コンサートが開かれ、日本在住でウクライナ出身のオペラ歌手であり世界的なバンドゥーラ奏者であるステパニュック・オクサーナさんが登場。コロラトゥーラと呼ばれる軽快で華やかなソプラノは心地よく、ウクライナの民族楽器であるバンドゥーラの旋律が管内寺院の御宝前で奉納された。オクサーナさんは全国各地でチャリティコンサートの舞台に立ち、両親や姉妹が住む祖国への支援を続けており、東日本大震災の被災地訪問も続けている。コンサート中「私はウクライナのためだけではなく、世界の平和を毎日祈っています。子どもたちに平和な未来を残したい。私は自分の芸術活動と慈善活動で、この世界を美しい場所にしたい。僅かでも他者のために努力したいといつも考えています。そして、皆様は自分のふるさとを決して忘れないでください。」と述べた。エンディングは参加者全員で「ふるさと」を口ずさみ会は幕を閉じた。コンサートに先立っては、ウクライナ出身で9歳のプロチコ・アナスタシアさんが、ウクライナ国家「ウクライナは滅びず」他数曲をバンドゥーラ演奏し、見事な露払いを務めた。大阪府豊能管区では、来年11月の護法大会にオクサーナさんを招き、500人規模のホールを利用してウクライナ人によるウクライナ支援チャリティコンサートを企画している。