全国の通信記事
2022年5月14日号
大阪三島 茨木市妙徳寺本堂新築地鎮式
【大阪三島】茨木市妙徳寺(三浦惠廣住職)では、5月14日本堂新築地鎮式が行われた。
平成30年6月18日に発生した大阪北部地震で、山門倒壊という大きな被害を被った妙徳寺では、境内建物の耐震検査を行った結果、震度5程度の地震が起こった場合、建物の安全性が保てないことが判明し、本堂の耐震化を行うか解体し新築するか、総代を中心とした会議を重ねた結果、参拝者に少しであっても不安を感じさせないようにするためには建て替えが最善と決定。直ちに、建設委員会が発足された。
地鎮式は、住職を導師に有縁の修法師が出仕し、日蓮宗の伝統的な四十九院法による安全祈願が行われた。
最後の挨拶で、三浦住職は、感染症や戦争と暗いニュースが続く毎日だが、この新築が少しでも明るいニュースとなって、将来子ども達が集まれる道場になれるように精進を重ねたいと抱負を述べられた。
2022年3月26日号
大阪三島 佐渡島霊跡参拝
【大阪三島】大阪府三島宗務所(阪田兼光所長)は3月26日(土)~28日(月)に佐渡島霊跡参拝を行った。参加者は僧俗合わせて30名。今年は法開顕の書である如来滅後後五百歳始観心本尊抄の御述作750年の記念の年のため佐渡島の三本山への参詣を行った。
初日は新幹線やジェットフォイルに乗り継ぎ移動の1日となった。
2日目は月氏国へと御相貌を向けられている佐渡日蓮聖人大銅像に参詣、その後、阿仏房日得上人御屋敷を起源とする本山妙宣寺、聖人の赦免が伝わる矢島・経島、人開顕の書である開目抄御述作の本山根本寺へと参詣した。
3日目は残念ながら昨年12月6日に4棟を焼失された本山妙照寺へと参詣し、今回参加が叶わなかった各寺院や檀信徒からの見舞いも含め早期の復興を祈念した。
参加者からは3本山への参詣が叶い、一生の記念になったとの声が寄せられた。
2022年3月15日号
大阪三島 一日行堂
【大阪三島】大阪府三島修法師会(山口貴大会長)は3月15日(火)に、会長住職寺である本行寺において一日行堂を開催した。
新型コロナ感染症の蔓延が治まっていないことを考慮し、感染対策を施したうえで事務局員のみでの開催とし、当初、疫病退散を目的としていたが、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、平和祈願をもう一つの眼目とした。参加者は、水行で身を清め順次本堂に上がって読経と修法を行い、回向では感染症の終息と世界平和を祈念した。
最後の挨拶で、「修法師が祈らなくて誰が祈る」と、山口会長は力強く述べられた。