全国の通信記事
2023年11月18日号
和歌山 第35回「宗徒のつどい」
【和歌山】11月18日(土)に和歌山市JAビルにおいて護法統一信行として第35回「宗徒のつどい」が行われた。管内僧侶・檀信徒合わせて約80人が参加した。この「宗徒のつどい」はコロナ禍の影響大きく令和元年以来4年ぶりの開催となった。蘆田恵教宗務所長導師による法味言上がなされた後、檀信徒協議会会長の内芝武さんが信仰体験発表を行った。内芝さんは、「縁によって教えられ縁によって導かれていく」と自身が法華経に巡り合えたご縁の有り難さを涙ながらに語った。その後、宮崎県龍雲寺住職の吉田憲由師による「親から子へ子から孫へ」と題して講演がなされた。「心に落書きをしてしまったらお題目を唱えて少しずつ洗い流し汚れを落とす」と豊富な人生経験と臨場感あふれる話術で会場が一体となった。終始、南無妙法蓮華経のお題目は有り難いと説き、お題目を待つ人々に伝え弘めましょうと締めくくった。
2023年10月13日号
和歌山 和歌山市感應寺で落慶法要
【和歌山】和歌山市感應寺(見矢龍順住職)の本堂大屋根葺き替え工事が落成し慶讃法要と宗祖742遠忌お会式法要が10月13日に営まれた。「南海身延」と称される同寺。本堂は明治41年に岡山県矢坂檀林の講堂を移築したもので由緒ある本堂を後世に伝えていくため平成27年から耐震工事が進められてきた。撤去した葺き土は約30トンに及び、工事は当初の想定より難航した。
見矢住職は謝辞で「この大事業を完遂できたのは携わっていただいた皆様のおかげ」と涙を浮かべながら述べ、参列した多くの檀信徒と慶んだ。
2023年2月16日号
和歌山 県下合同宗祖御降誕会法要
【和歌山】2月16日、和歌山市毛見の本久寺(前川龍爾住職)に於いて
県下合同宗祖御降誕会法要(和歌山県宗務所・和歌山県檀信徒協議会主催)が厳修された。
青年会による唱題行脚の後に行われた法要には管内僧侶・檀信徒合わせて
約100人が堂内に参列した。
見矢龍順宗務所長は挨拶の中で、「コロナ禍の影響大きく3年ぶりに多くの檀信徒の皆様と共に法華経を読み、お題目を唱えることができて大変有難く、この日が待ち遠しかった」と述べた。“タイムパフォーマンス”の高い有意義な時間にしてほしいと締め括った。
また和歌山県檀信徒協議会会長・内柴武氏、会場寺院の前川龍爾住職の挨拶の中でも
3年ぶりに檀信徒とともに降誕会を迎えられたことの慶びと感謝が述べられた。
法要後には、紀の川市法華寺住職・柳本晃教師による法話がなされた。臨床宗教師の観点から「生と死の話」について暖かな口調で語りかけた。自身の体験の中で、終末期の患者さんが退院するときの共通点は「信仰がある」ことだそうで、信仰することは身体にもいいことだと説いた。人生には終わりがあることを自覚することで死生観を整え、精一杯生きるエネルギーにしてほしいと結んだ。訪れた聴聞者は最後まで真剣に耳を傾けていた。