全国の通信記事
2023年10月22日号
京都2 与謝野町實相寺で法灯継承式
【京都2】令和5年10月22日、京都府与謝郡与謝野町加悦 實相寺(酒井雅仁住職)において、三十三世酒井雅仁師から三十四世酒井英隆師への法灯継承式が盛大に営まれた。稚児・檀信徒、約100人の行列が出発し、法要には全国から150人を越える僧侶檀信徒が参列した。奉告文で英隆師は「学問と修行の両道に励み、先人たちの偉業を継承し、私たちのお寺を守り抜くことに努める」と継承に対し報恩の思いと護山の決意を述べた。雅仁師は實相寺において寺門興隆のために昭和48年より50年間住職を務められた。
2023年10月1日号
京都2 第69回いのちに合掌宗徒一日研修会
【京都2】宗務所(宮武一龍所長代理)・檀信徒協議会(向井義昶会長)主催の第69回いのちに合掌宗徒一日研修会が、10月1日、宮津市金屋谷、妙照寺(森淳亮住職)で開催され、管内僧侶檀信徒合わせて約160人が参加した。
午前9時半より森淳亮師を導師に管内修法師出仕のもと国祷法要が営まれた。続いて本年は松森孝雄師(和歌山県龍光寺住職)を招き、講演が行われた。午前の部では「この世のすべては縁起」と題して、仏教の尊さや、因果の関係には必ず縁が必要である、ということを様々なたとえ話を用いて語られた。午後の部では「佛さまと日蓮さまと私」と題して、佛さまと日蓮さまとの縁や、私たちと法華経との縁がどのように繋がっていくのか、そして、その縁に出会えたことが大切なのである、と実際にあった話を基に話された。檀信徒にわかりやすい言葉で話され、あっという間に時間が過ぎていく講義であった。檀信徒からは「話されていたことを帰っても忘れないようにしたい。」「ご縁に感謝しながら生活していきたい。」などの声があった。続いて、ジャズピアニストでもある当山住職の森淳亮師によるピアノ演奏が行われ、会場にいる全員が、ゆったりとした音楽に心を落ち着かせ聞き入っていた。最後に、宮武所長代理と向井檀協会長から管内事業の報告、会場の総代から謝辞が述べられ幕を閉じた。
檀信徒のより一層信仰を深める場であり、これからのお寺や儀式を考えるきっかけになる有意義な研修会となった。
2023年8月19日号
京都2 第34回修養道場
【京都2】8月19日~20日の1泊2日で京丹後市丹後町の妙源寺(厚海俊亮住職)に於いて〔京二〕宗務所主催、〔京二〕青年会(有村友宏会長)並びに妙源寺護法青年会(井上 馨会長)共催の第34回修養道場が『「ありがとう」でつなごう心の絆』をテーマに「思いやりの心を高めよう」をサブテーマに4年ぶりに開催され、小中学生24名が参加した。
子供たちはお寺で正座をして大きな声でお勤めをして、写経や法話、夜には蝋燭の火だけが灯る本堂で唱題行を体験し、お寺での特別な空間で心と体の修行に励んだ。レクレーションでは数珠作り、海水浴やスイカ割りバーベキュー、花火をして高学年が班をまとめ初めての子も一緒に楽しんでいた。
最後に1拍2日の中でのありがとうと感じたことを見つけ、カードに綴った。
参加した子供たちはこの貴重な体験と、ありがとうの感謝の気持ちを大切にして心と体を成長させてほしい。
また今回は過去に参加したことのある、高校、大学、社会人がお手伝いで参加し、低学年の子に寄り添い、高学年の見本になる指導をしていて、修養道場が世代を超えた人の繋がりになっていると感じた。