全国の通信記事
2023年2月25日号
京都2 厚海龍仁師の帰山報告式
【京都2】第再行を成満した厚海龍仁師の帰山報告式が2月25日、宮津市妙立寺(厚海経信住職)で行われ管内寺院並びに檀信徒が参列した。
華やかな音色を奏でる万灯を先頭に4人の同行僧、檀信徒と行列し無事に帰山した。その後水行、そして沢山の幣束が並ぶ本堂で報告式が行われ厚海経信修法師会長から許証を受けた。厳しい行を修した声が本堂内に響き、力強い修法を檀信徒はありがたく手を合わせ受けていた。
厚海龍仁師は帰山挨拶で、「一人の力ではできなかった、檀信徒の皆様、一緒に入行した皆様のおかげです、一人一人が円となり和となったからこそ無事帰山することができました。また再行は少ない人数であったが、協力し合い励ましあいながらすべてを出し切った行ができました。」と述べた。檀信徒からは「厳しい修行であるが、その貴重な体験を基にお寺を発展していただきたい」と期待された。
2023年2月23日号
京都2 藤原充静師の帰山国祷会
【京都2】参籠3回目を成満した藤原充静師の帰山国祷会が2月23日、与謝野町一心寺寺で行われ管内教師並びに多くの檀信徒が参列した。
4人の同行僧、檀信徒と共に唱題行列後、水行、そして本堂で国祷会が行われ厚海経信修法師会長から許証を受けた。報告文では入行までの熱い思いと、感謝が述べられた。檀信徒はうなづき、一心に合掌し藤原上人の思いを感じ無事の帰山を喜んだ。また髙野寛義宗務所長から「ぜひ10回目を目指していただきたい」と期待を寄せられ、厚海会長からは「コロナ禍で制限があり、不便があったと思うが無事に成満できてよかった。」と祝辞を頂いた。
藤原充静師は帰山挨拶のなかで、「檀信徒の皆さんの協力があって無地に成満できました。何かあるからではなく、何もなくてもお寺に来てご祈祷を受けていただきたい」と述べた。
2022年10月16日号
京2 京丹後市妙久寺で法灯継承入寺式
【京都2】令和4年10月16日京都府京丹後市妙久寺において、28世内田雅友上人から29世内田能友師への法灯継承入寺式が営まれた。法要には僧侶檀信徒約130人が参列した。行列の後、式では前住職から新住職へと払子が引き継がれ、髙野寛義宗務所長から辞令伝達、檀信徒より法衣が贈呈され法灯を継承された。謝辞では前住職の雅友師は昭和54年より43年間の責務を全うでき、寺院、檀信徒に感謝を述べられた。新住職の能友師は「寄進して頂いた袈裟の重さが住職としての重責を表しているようで、448年の伝統あるお寺の責務を果たし、新しい時代に向かって発展できるよう、また檀信徒の皆様に育てて頂いた恩を返せるよう尽力していきたい。」と熱く述べられた。筆頭総代からは「後継者が少なくなっている今、檀家一同大変うれしく思っている。」と大変喜ばれ、前住職への感謝と新住職への期待が感じられる式となった。