全国の通信記事
2024年3月5日号
青森 第4回声明の日
【青森】日蓮宗青森県声明師会(最上泰滉会長)は3月5日、弘前市満行院(齊藤誠悦住職)を会場に最上会長導師のもと、能登半島地震物故者諸霊追善法要を営み、管内教師20人が参列した。
同法要では本年元旦に発生した能登半島地震で亡くなられた方々、東日本大震災を含む、これまで発生した自然災害により尊き命を失いし物故者の霊位に合わせ、重ねて管内において遷化された先師上人への回向供養を行った。
最後に最上会長は「亡くなられた方々のために読誦、唱題、声明を唱え回向供養を捧げるとともに、震災地での1日も早い復興を祈念する」と述べ法要は終了した。
2023年3月11日号
青森・東日本大震災13回忌慰霊供養
【青森】3月11日、外ヶ浜町 聞法寺(工藤堯愼住職)に於いて「東日本大震災慰霊 第十三回忌読経供養・天晴地明祈祷法要」が木立知孝修法師会会長導師のもと、各会教師・聞法寺総代・役員のご協力を得て執り行われた。
挨拶で木立会長は「修法師会では、東日本大震災の翌年より犠牲者一霊に寿量品一巻の功徳を捧げる願行を続け、「1万9千132巻」の巻数経功徳を、平成31年3月の結願法要にて納めさせていただいた。今後も読誦唱題を震災犠牲者の御魂に届けて参ります」と述べられた。
法要後、海岸散華供養のため、目的地の海岸まで全出仕僧が唱題行脚。海岸に到着し一読後、水に溶ける
白鳥の折り紙と桜花の散華を風に乗せて舞わせた。
春彼岸を望む陽光を前に、仏天に舞った散華に慰霊の想いをのせ、大音声でお題目を唱えた。
2022年5月24日号
青森・日蓮聖人降誕800年慶讃青森管区記念法要を誕生寺で開催
【青森】宗務所(秋田堯瑛所長)は5月24日、教師と寺族合わせて21名が千葉県誕生寺を参拝し、宗祖降誕800年慶讃東北教区大会円成奉告青森管区記念法要を行った。当初は当管区の宗務所団参に併催して行われる予定だったが、新型コロナウイルス対策のため檀信徒の参加を見送り、最少人数で行うことにした。
導師委嘱の儀の後、法要に入った。式中では「日の本の安房の長狭の小湊に誕生なされし高祖日蓮、不退転妙法伝えて800年ご降誕を祝う嬉しさ、み仏は霊山浄土を築けよと本化上行祖師に託せり、世も人も宗祖降誕800年祝いて進め皆帰妙法」と日蓮聖人降誕800年慶讃和讃を皆で奉唱しお祝いした。秋田所長は慶讃文にて、コロナ禍により延び延びになっていた東北教区大会を昨年9月5日に無事に円成できたこと、更には規模を縮小せざるを得なかったがリモートにより後世につながる大会になったことなどを奉告した。蘇生の誓いでは寺族を代表して弘前市法立寺(小野泰幹住職)寺庭夫人の小野文さんが更なる法華経弘通を誓った。
なお前日は清澄寺を参拝し、旭が森でご来光を拝んだ。参加者の一人は「参拝は3度目だが、今回ほど美しいご来光は初めてだ」と感激していた。