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2023年3月11日号
福島 東日本大震災第13回忌法要
【福島】宗務所主催の東日本大震災第13回忌慰霊復興祈願法要が3月11日、いわき市法橋寺で営まれ、檀信徒約110人が参列した。回向伽陀を唱え慰霊の祈りを捧げ、修法師による復興への祈願が執り行われた。
法要後には音楽祭「復興の祈りを音楽にのせて」が催され、同市出身のピアノ奏者・小林麻紀さんと歌手の鴫原美穂さんが、「春」を題材にした曲と歌を披露した。檀信徒と一緒に歌う曲もあり、会場は歌によって1つになって祈りを捧げ、震災の悲しみを忘れることなく復興への未来へ向け歩みを進めていくことを誓い合った。復興への道はまだ途上だが、この地に生きる人びとの祈りは力強いものを感じさせた。
福島・妙経結社で東日本大震災復興慰霊法要
【福島】東日本大震災13回忌の節目を迎えた、令和5年3月11日福島県いわき市久之浜町に於いて、日蓮宗妙経結社(石川是法上人)主催、福島県青年会(曲山貴雄会長)、福島県女性教師の会(染谷妙岱会長)共催、更には有志として鹿児島県法華経寺御山主、田中直衆秀上人参加の下、東日本大震災復興慰霊行脚並びに法要が行われた。震災当時崩落した蔭磯橋では、昨年令和4年5月11日に行われた第60回全国日蓮宗青年僧東北結集福島大会に於いても使用された復興に対する励ましの言葉等が書かれた散華をまき、海岸付近の会場まで福島日青会員6名と女性教師の会員4名、田中直秀上人が唱題行脚で向かい、震災の発生した午後2時46分のサイレンを合図に黙祷を捧げ、その後復興慰霊法要を厳修し、震災物故者の追善供養をした。
東日本大震災より12年目という新たな一歩を踏み出す地元住民の方々や亡くなった故人、新しく変わりゆく故郷を偲ぶ方々が福島県内外より多く参拝され海に向かって焼香、献花をした。
2022年7月25日号
福島 特別僧風林
【福島】福島県日蓮宗青年会(曲山貴雄会長)は、会津若松市大法寺(曲山海弘住職)において、7月25日(月)-26日(火)の二日間に亘り令和4年度特別僧風林を開催した。
会では、例年同時期に修養道場を開催していたが、令和2年以降取り止めていた。本年は、対象を管内寺院子弟に限定し、新型コロナウイルス感染リスクの回避を念頭に置いた小規模開催とした。本年同会より発行された『妙法蓮華経のこころ』を手にした児童たちは、所作・読誦を中心とした仏事研修に励んだ。また親睦レクリエーションとして、アスレチック・カヌー体験・モルック等を楽しんだ。
曲山会長は、「子どもたちにとっては夏の思い出であるとともに、親元を離れて大きく成長する大切な機会となる。現況での判断は困難を伴ったが、二日間で一皮むけた姿を見ると、開催してあげられてよかったと感じる。」と語った。