全国の通信記事
2023年2月22日号
山形 相馬邦宏師帰山奉告式
【山形】2月22日、新庄市日照寺において第初行相馬邦宏師の帰山奉告式が執り行われた。雪が降る中、山門から御題目を唱えながら行列し、本堂で一読した。写真撮影後、本堂前にて多くの檀信徒が見守る中水行式が行われた。式には県内有縁の各寺院が来賓として迎えられ、全堂代表を務められた秋田県仙北市妙教寺住職阿部龍翔僧正をはじめとする行僧6名が出仕して力強い祈祷修法が行われた。謝辞では「自分が幼い頃から今は亡き師父相馬義康上人(本覺院日勝上人)の大黒相承に憧れを抱いていた。今回の荒行入行は亡き師父との約束であり、夢であった。その夢を叶え、只今御宝前にて奉告することができ、本当に嬉しい。全てのご縁に感謝しながら、今後も益々精進していきたい。」と感謝と意気込みを語った。その後、特別加持祈祷、厄除けの豆まきを行い、盛会のうちに終えることとなった。
2022年11月20日号
山形 天童市妙法寺で入寺式
【山形】令和四年十一月二十日、山形県天童市観月山妙法寺に於いて、第十九世矢吹栄修師法灯継承式並びに第十八世矢吹海慶師権大僧正昇叙報告式が、小春日和の中、厳修された。第十八世矢吹海慶僧正は、六十八年間妙法寺の住職として勤められ、「平成の駆け込み寺」と沢山の檀信徒に親しまられるお寺作りに尽力され、現在でも充分に現役として勤められるのであるが、第十九世に法灯を継承して院主となることを決意したのであった。第十九世矢吹栄修上人は、僧侶でありながら山形県県会議員として、山形県の発展に敏腕を振るう方である。また師僧を宗会議員山形市浄光寺御主畑栄明僧正と仰ぎ、小学2年生より佛道修行に励むという姿は、檀信徒の方々を若き日より安心させていたことであろう。観月山 妙法寺は、吉田大八氏に縁のあるお寺である。天童市は将棋の駒造りで有名な街である。新住職の謝辞に、「大八氏が広めた将棋の縁を大切にして『平成の駆け込み寺』より『令和の駆け込み寺』となれるように一生懸命、議員は仕事、住職は役目と二足の草鞋を履いて頑張ります。」という決意があり、出席した檀信徒の方々に安堵の感動を与えたようであった。
2022年6月25日号
山形 米沢市日朝寺で入寺式
【山形】米沢市日朝寺で6月25日、第31世玉木龍晃上人から第32世玉木晃仁上人への法灯継承式が行われ、僧侶檀信徒など約100人が参列した。式に先立ち晃仁新住職が所属する横浜龍神楽所のメンバーによる雅楽で行列が行われ、慶事に花を添えた。
奏楽は、新住職が所属する雅楽会 龍神楽所が担当。講師 豊剛秋氏が鳳笙で華を添え、道場を荘厳した。現役宮内庁式部職楽師の演奏は山形県内寺院で最初。
龍晃前住職より、払子を受け取った晃仁新住職は寺門の興隆、寺檀和融に精進することを誓い、謝辞では「これから百年、二百年と日朝寺が続く為に精一杯護っていきたい」と述べた。檀信徒は無事に入寺式を終えた安堵と共に、新住職を支えて日朝寺を益々盛りたてる思いでいっぱいの様子だった。