全国の通信記事
2023年9月10日号
宮城 角田市妙立寺本堂落慶法要・法灯継承式
【宮城】9月10日、角田市妙立寺で日蓮聖人御降誕八〇〇年慶讃事業 本堂建立落慶法要並びに法灯継承式が営まれた。コロナ禍で規模を縮小したのにも関わらず僧侶檀信徒、合わせて約500人がお祝いに参列した。
法要は、9時より稚児行列、記念撮影をしてから新本堂にて和讃奉唱、開堂修法が行われた。その後、畠山海進住職を導師に落慶式を営み法要中払子を手渡された、畠山海有新住職が導師を代わり法灯継承式を勤めた。
谷川海正所長より祝辞があり、妙立寺に来るたびに境内が一新していて、いつも驚かされていた。海進上人46年間の住職、大変お疲れ様でしたと話した。また、海有上人おめでとうございます。共に宗門の為に頑張っていきましょうと激励の言葉があった。
そして海進上人と海有新住職より謝辞で、海進上人は、本日来て下さりありがとうございます。檀信徒の皆さんのおかげで、今日まで山門護持、また本堂落慶する事が出来た。と話し、海有新住職は師父の想いを受け継ぎ、宗門・檀信徒の為、頑張っていきますと力強く話した。参列した檀信徒は、涙をながす人もいた。
2023年7月27日号
宮城 第17回寺子屋
【宮城】令和5年7月27日・28日に宮城県日蓮宗青年会(谷川海明会長)主催による第17回寺子屋が宮城県蔵王自然の家を会場に開催された。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった今回は、小学生22名が参加し、「いのちに合掌」をテーマに行われた。1日目は開校式の後、近くの沢に於いてニジマス掴みを行った。各々が掴まえたニジマスを捌き、焼いて食べた事で、命を頂いている事を実感している様子だった。夕飯は野外炊飯場でカレーライス作りを行った。食材の調理や、竈の管理など、班ごとに役割分担をして一生懸命に取り組んでいた。夜はキャンプファイヤーを行い、火を囲み皆で踊り、一日目の活動を終えた。2日目は体育館で、腕輪数珠作りを行った。それぞれが選んだ石で自分だけの腕輪数珠を集中し制作していた。その後、家族への感謝の手紙を書き、閉校式を執り行い終了した。3年ぶりの寺子屋で参加者全員が初参加であったが、皆協力し仲良く過ごしていた。それぞれが得た経験を普段の生活に活かして、この寺子屋が心身共に成長するきっかけになってもらえればありがたいと思った。
2023年7月9日号
宮城 立正平和祈願法要
【宮城】7月9日仙台市本山孝勝寺(谷川日清貫首)に於いて宮城県日蓮宗青年会(谷川海明会長)が主催し、仙台空襲と東日本大震災の犠牲者を追悼する「立正平和祈願法要」が営まれた。仙台は大平戦争末期の7月10日、空襲よって多くの犠牲者が出る惨事に見舞われた。その仙台空襲犠牲者の追福と世界平和を祈念し、毎年7月9日に本山孝勝寺に於いて、「立正平和祈願大法要」が行われている。コロナ禍により3年間は参拝者なしでの開催であったが、今年は4年ぶりに檀信徒も参加して本山孝勝寺を会場に開催された。大法要は谷川日清貫首御導師のもと厳修され、その後、世界平和と震災被災地の早期復興を祈念する「立正平和祈願会」が営まれた。