全国の通信記事
2021年2月10日号
静岡東 救援募金を地域の福祉
【静岡東】社会教化事業協会は、管内1~10区のブロックごとに集めた「救援募金」をそれぞれの地域の社会福祉団体などに寄付を行い、2月10日に全配布を終了した。合計寄付金額は42万7千525円。
同会では毎年「救援募金」活動を実施。10区に区分けした管内寺院に募金箱を配布し、募金を募っている。集まった浄財の3分の2は各地域の社会福祉団体に寄付し、残りを管外の福祉活動へ寄付している。今年は宗務所による東日本大震災被災地に対する支援として宗務所の義援金とともに被災地に届けられる。
罍慈秀会長は「お寺が率先して社会貢献することが、地域住民に必要とされるお寺につながる。救
2021年1月18日号
静岡東・熱海市大乗寺 第51世土屋貫諦師が入寺
【静岡東】熱海市大乗寺で1月18日、第51世土屋貫諦師の法灯継承式と、昨年遷化した第50世土屋貫栄(法号=歓喜院日境)上人の本葬儀が営まれ、新型コロナウイルス感染症対策から、近親者のみで営まれた。
日境上人は昭和60年に加行所五行成満、同年、大乗寺住職に就任し、本堂改築、庫裡、書院を新築し境内整備した。昭和53年から保護司を務め、地域の犯罪や非行予防に尽力した。
2020年9月13日号
静岡東 檀信徒のリモート参列で輪番奉仕
【静岡東】宗務所は全国に先駆け、ライブ配信と檀信徒のリモート参列というこれまでにない形での身延山祖廟輪番奉仕を9月13日に実施した。護法運動発祥の地である静岡県東部では、毎年欠かさずバス7~8台を貸し切り教師・檀信徒と共に祖廟輪番奉仕を行ってきた。しかし昨今のコロナ禍では、中止を余儀なくされ意気消沈していたところ、檀信徒からは「非常に残念だ」「何とか行きたい」という祖廟への思いが聞こえてきた。そして、その思いを何とか形にして報恩の灯を絶やしたくないとの局員からの意見で宗務所長及び局員による代理参拝というアイデアが生まれた。そのアイデアを持ち身延山ご当局と話し合いをしたところ、快諾していただいたうえにライブ配信をしてはどうかとのありがたいお言葉を頂戴した。当日は、安藝栄修宗務所長及び宗務所局員18名が登詣し、大客殿にて輪番委嘱の儀後、御真骨堂で輪番奉仕法要を営み、御廟所常唱殿での法要では、今回の輪番奉仕に賛同した32ケ寺、410名の教師・檀信徒の名前が読み上げられた。この様子がライブ配信され、賛同者らはそれぞれの自宅などで視聴しながら法要にリモート参列した。この新しい試みに、檀信徒からは「感激しました」「こういう形でも輪番奉仕に参加できてよかった」「来年は身延山で輪番奉仕が営めるように祈りました」といった声が上がった。この試みは新たな輪番奉仕参加者の開拓につながったのではないだろうか。