全国の通信記事
2024年3月23日号
静岡中部:感應寺第52世・伊藤通明上人遷化
【静岡中】令和6年3月23日、常住山感應寺第52世、伊藤通明猊下が遷化した。世寿101歳。法号は智顕院日浄上人。
伊藤通明猊下は1924(大正13)年生まれ。立正大学卒。静岡県中部宗務所所長(3期)、宗会議員(4期)などを経て平成2年に日蓮宗宗務総長、同10年日蓮宗顧問、同11年身延山久遠寺総務に就任し、宗門の発展と総本山の格護に尽力した。
宗外においても社会活動を長きに渡り貢献。
静岡市仏教会顧問、県宗教者懇話会初代会長、静岡刑務所教誨師、私立てるみ幼稚園園長ならびに終生名誉会長、駿河国奨学資金会理事長、保護司などを務め、天皇賜杯受杯、菅長表彰、法務大臣表彰など功績多数。
通夜式は感應寺本堂において正干与藤枝大慶寺大場唯央住職を導師に28日に近親者で営まれた。翌日の荼毘式では田中恵紳宗務総長をはじめ本山貫首、祖山要職の面々が遺徳を偲んだ。上人の長年に渡る法臈と宗門運動や布教伝道、社会教化、伽藍護持を讃えるかのようにお題目が響き渡る中、雨が止み晴れ間さしての出棺となった。
なお本葬儀は未定。
2024年3月21日号
静岡中 被災地支援チャリティー御首題
【静岡中】令和6年(2024)1月1日、能登地方を震源とする地震が起こり、多くの人々が甚大な被害を受けた。この困難な状況に立ち向かうため、静岡県中部青年五明会と和党会が共同で協力し、被災者支援のためのチャリティー御首題の授与を行っている。
静岡中部青年五明会は、被災地での復興支援を目指してこの企画を立ち上げ、和党会と協力して被災者を全力で支援している。
御首題でお預かりした志納金は全額が寄付され、その使途は被災地への支援に充てられる。このチャリティー御首題によって集まる資金で被災地の復興において微力ながら力になればと思う。
チャリティー御首題協賛寺院
静岡中部青年五明会
焼津 上行寺・焼津 威徳寺・藤枝 大慶寺・静岡 法栄寺・静岡 妙像寺・静岡 世尊寺・清水龍華寺・清水 妙蓮寺・清水 妙慶寺・興津 法泉寺
和党会
御殿場 感應寺・富士 法蔵寺・長泉 本浄寺・長泉 圓蔵寺・沼津 栄昌寺・沼津 蓮窓寺・富士宮 本光寺・富士宮 吉祥寺・富士 福泉寺・富士 蓮心寺
2024年2月28日号
静岡中 法華和讃振興会合同研修会
【静岡中】静岡県中部法華和讃振興会(小池隆通会長)は、2月28日に合同研修会を富士宮市大鏡山本光寺(斉藤尚美住職)にて開催し、僧侶檀信徒約 80名が参加した。
元日に被災した能登半島地震の被災者の冥福を祈ると共に1日も早い被災地の復興を祈り「追善歌題目」の歌い合わせの後、書道や舞台で活躍する木村久美子さんによる一人芝居「蜘蛛の玉が虹色に光るとき」が行われた。それぞれの人物の心情を朗らかに語り、日常の幸福と喪失の妙境を表現した朗読に参加者は深く感銘を受けていた。小池会長は「既に戴いているがつい見逃してしまうもの、日々の当たり前が当たり前でなくなる事などの大事な事を伝えていただけました」と感謝を述べた。