全国の通信記事
2023年6月27日号
山梨3 山静教区布教講習会
【山梨3】令和5年6月27日、身延山大学講堂を会場に、令和5年度山静教区布教講習会が『いのちに合掌』を表題に行われ、講師には和歌山県養珠寺住職、日蓮宗全国布教師会連合会会長、村田龍学上人に講演を頂いた。当日会場には80名程の参加があった。
講演は、村田先生ご自身の出家からの話から始まり今に至るまでの中で学んだり、出会った方々から教えられたこと、すべてお導き仏縁であると思ってきたとおっしゃられた。
講演の中で、ご自身の体験や様々な例を用いて話され、大切なのは形ではなく心であると強く述べられた。
また、何事においても「初心忘れるべからず」ということわざについて説明され、宗祖750遠忌に向けて我々僧侶は内に地湧の菩薩を宿し、外に常不軽菩薩の行いをし、宗祖の三大誓願をもとにお題目を柱とし、常不軽菩薩の眼を持ち、いのちに合掌を大船として初心を忘れることなく伝えていかなければならないと話された。
講演に於いて村田先生は、強さよりも優しさ、信仰の深さを伝えていかなければならないと述べられ、内容の濃い講演に参加者は惜しみない拍手を送り、研修会幕を閉じた。
2023年6月13日号
山梨3 檀信徒協議会総会と講習会
【山梨3】檀信徒協議会(金丸忠仁会長)は六月十三日、南アルプス市飯野「桃源文化会館」を会場に研修講演会を行った。
講演会前には、檀信徒協議会総会が執り行われた。
開式にあたり当管区宗務所長岡本正富所長より「山梨県第三部活性のためにお寺の総代として住職と互いに協力し、互いに足りないところを補って、お寺の護持に努めて頂きたい」と挨拶を述べ、総会が開催された。
総会後の講演では、身延山大学教授で東京都法養寺住職木村中一師により、各寺院総代九十三名出席の中、約一時間三十分に亘って講演を行った。
『日蓮聖人のみこころにふれる』と題した講演会で、木村師はご遺文を用いながら日蓮聖人の檀越との寄り添い方について講演いただいた。
講演後参加者は「宗祖の優しさにふれることができてよかった。良い機会になりました。」と語った。
2022年12月10日号
山梨3 歳末助け合い唱題行脚
【山梨3】十二月十日、山梨県第三部宗務所(岡本正富宗務所長)・同檀信徒協議会(横内正孝会長)は南アルプス市小笠原久成寺(村上通明住職)を出発地に毎年恒例の「歳末助け合い唱題行脚」を行った。
管内教師、檀信徒合わせて約六十五名の参加者が集まり、早朝から熱気に溢れていた。
参加者からなる長い隊列は、教師と檀信徒の代表が掲げる玄題旗を先頭に出発すると、それぞれが被災地や世界平和への想いを胸に、力強くお題目を唱え歩みを進めた。
隊列は途中で南アルプス市江原法音寺(岡田勅導住職)と南アルプス市小笠原妙経寺(村上通明住職)にて休憩をとった。
温かい御供養を受けながら約三キロメートルの行程を二時間かけて練り歩いた。
寒さ厳しい中、澄みきった青空に響き渡る唱題と団扇太鼓の音に誘われ、沿道には募金を寄せる近隣住民が数多く出ており、中には遠くの方から駆け寄ってくる方もいた。
温かい声をかけられた参加者たちは、その声に応えるように最後まで元気一杯にお題目を唱え、充実した気持ちで行脚を終了した。
今回の唱題行脚でいただいた寄付金は五十万三千四百二十二円集まり、宗務所職員、檀信徒協議会役員の手により、公益財団法人「山梨YBS厚生文化事業団」へ寄託された。