全国の通信記事
2024年4月16日号
山梨3 檀信徒協議会役員研修
【山梨3】宗務所(岡本正富所長)と檀信徒協議会(金丸忠仁会長)が4月16日に檀信徒協議会役員研修を行った。
新型コロナウイルスの影響により中止が続いていたが、4年ぶりの開催となった。当日は、協議会役員10名と教師6名が参加し、協議会役員としての研鑽と親睦を深める目的で、静岡県伊東市の海光山佛現寺(板垣圭祐貫首)を参拝した。
佛現寺は伊豆に流罪となった日蓮聖人が御年四十歳から四十二歳までの三年間を過ごされた霊跡である。伊東の地頭であった八郎左衛門祐光が熱病で苦しんでいたところ、日蓮聖人の祈祷によってたちまち回復し、海中出現の釈迦立像を聖人に差し上げ、生涯身に随えておられたという歴史が今に伝えられている。
板垣貫首から寺の縁起についての丁寧な解説、妙法蓮華経の五字に宿る力の尊さの法話があり、参加者らは熱心に耳を傾けた。その後、寺に伝わる数々の宝物が御開帳され、一生に一度見ることができるかどうかもわからない貴重な宝物を前に、一同はただ息を呑むばかりであった。
2024年4月14日号
山梨1 女性研修会
【山梨1】山梨県第一部檀信徒協議会(大野義嗣会長)と山梨県第一部宗務所(望月海俊所長)主催による「女性研修会」が、4月14日(日)身延山久遠寺講堂にて開催され、102名の檀信徒が参加した。望月海俊宗務所長は「感謝の気持ちを忘れないという事が、日々の信仰の中で大切なことです。おかげさまの繋がりが安穏な一日一日につながってきます。このような研修会を契機としまして、おかげさまの日々を送れるように努力していきましょう」と挨拶を述べられた。今年度は桑名法晃師(身延町 妙法寺副住職 身延山大学講師)を講師に迎え、『日蓮聖人と俱に~日々の信仰の心得~』と題し講話が行われた。講話では、日蓮聖人の思い、久遠のお釈迦様の大慈悲の心、私たちが日々どのように信仰していくべきかが詳細に説かれた。講話後には、日蓮聖人の御遺骨が安置されている御真骨堂へと参拝した。正午からは、山梨県第一部法華和讃信行会による法華和讃奉詠がおこなわれ、檀信徒は和讃の心地よい響きに体を揺らしながら聴聞していた。
2024年4月10日号
静岡中・能登半島地震慰霊法要と復興祈願
【静岡中】 山静教区修法師会主催の能登半島地震発生壱百日災害犠牲萬霊位供養と被災地早期復興復旧祈願が4月10日、富士市霊跡本山岩本実相寺(小松日祐貫首)で営まれた。能登半島地震発生より壱百日にあたるこの日、災害犠牲萬霊位供養、並びに復興祈願法要を奉修し、山静教区修法師約60名の出仕と実相寺檀信徒参列の元、慰霊と復興に祈りを捧げた。
法要の中で小松貫首は「私達僧侶はこのような大きな災害が起きないように日々お経を読みますが、自然界の力は我々の力より想像以上に強い。どうしても何かが起きてしまう。一生懸命に起きないように祈っても起きてしまう。しかしながら日蓮大聖人のご加護によりもっと大きかったであろう難が少しでも通じて大難は小難、小難は無難となるよう祈る日々でございます。本日は百日の行を積まれた皆様にこの後も読経御祈願をして頂けることは住職としても大変有難いことです。」と挨拶を述べられた。
続いて山静教区修法師会を代表して、山梨県第1部修法師会、松本学尭会長より日蓮宗宗務院、川久保光隆教務部長へと義援金が委託された。その後、寿量品の転読と御宝前修法が行われ、被災地早期復興復旧祈願が厳修され被災者の心の安穏を祈った。
また引き続き寿量品転読を行い、参列した檀信徒に大衆法楽加持を行った。静岡県中部修法師会、黒﨑政秀会長は挨拶の中で「本日は日蓮大聖人が『立正安国論』をお書きになられた実相寺様をお借りいたしまして、慰霊法要、復興祈願の読経をさせて頂きました。お題目の功徳、計り知れないものがございます。出仕頂いた皆様の法力、気力、経力が能登半島まで届いたと思います。1日も早い復興を祈ります。」と力強く訴えた。