全国の通信記事
2021年4月11日号
山梨2 護法霊跡参拝
【山梨2】山梨県第2部宗務所は4月11日から12日に護法霊跡参拝を実施した。僧俗檀信徒約30人で日蓮聖人ご生誕の地から法難の地へと参拝した。ご生誕の地大本山小湊山誕生寺で宗祖日蓮聖人御降誕800年慶讃委嘱法要が営まれた。日蓮聖人の霊跡を参拝し、護法の信念を興起させた。参加者の一人は、「日蓮聖人ゆかりある山梨から千葉へ向い、その足跡をたどるなかで、日蓮聖人を身近に感じ自身のさらなる法華経信仰増進へと繋がった」と話した。
2021年4月4日号
静岡中 富士宮市本成寺で千部会
【静岡中】4月4日、富士宮市内房の本成寺において千部会が執り行われた。法華経を繰り返し読誦して追善祈念する法要で享保15年(1730)から始まるも次第に減退、天保11年(1840)からは一度も途絶える事なく続けられている。
この日は再建された茶室「和庵」のお披露目があり四畳半の空間に地元産の材木と畳の優しい香りが参列者を楽しませた。庵号は人と人、次代への繋がりを一服のお茶をもって和やかに交流する事を期待して命名された。
また午後には今年度新潟と山梨で予定されている「日蓮聖人と法華文化展(仮称)」に出展予定の同寺所蔵「宗祖後消息断片 日妙聖人御書」が身延山大学望月真澄教授、山梨県立博物館海老沼真治学芸員によって確認調査が行われた。
昭和9年に宗門調査並びに宝物認定を受けた以降はほぼ非公開の重文で、佐渡の地での日蓮聖人の心情と日妙聖人への心遣いを知る貴重な内容がしたためられている。
同寺住職の小林教一上人は「当山は過去に三度の火災にあい山内全焼の歴史があります。その際、火災を免れ現存する御曼陀羅や御書、宝物を本成寺什物として決して公表する事無く本成寺秘録、他言無用、持ち出し厳禁などと頑なに隠してきた事実があります。
これから本成寺では歴史を紐解き一般公開出来るように努めていきたいと考えてます。」と述べられた。
2021年3月27日号
山梨2・富士川町妙諸寺でお題目結縁の集い
【山梨二】3月27日、富士川町妙諸寺において、山梨県第2部1組お題目の結縁集いが行われた。この集いは本来昨年開催の予定であったが、コロナウイルスの蔓延により本年に延期され、境内地の桜も満開の折、檀信徒、僧侶計約30名が一同にお題目を唱えた。
会場となった妙諸寺は、境内地がリニア中央新幹線線路の敷設予定地にかかっており、移転も視野に入れている。そのため檀信徒参集の最後の機会となる可能性もあることから、住職大熊清童上人の感慨も一入であった。