全国の通信記事
2023年12月2日号
千葉西 檀信徒青年会研修会
【千葉西】檀信徒青年会(大網健益会長:市原市正蓮寺檀徒)は12月2日・3日、鴨川市大本山清澄寺(齊藤日敬別当)にて檀信徒青年会研修会を開催し、教師檀信徒9名が参加した。
檀信徒青年会はコロナ禍で活動を休止していたが、その間に会長が代わり、最初の活動となった。
今回の研修会は「みんなで学ぶ舎(いえ)」と命名し、僧侶檀信徒共に学び続けることをテーマとした。
内容は髙鍋隆盛専任布教師が「仏さまの伝えたいこと」をテーマに講義。なぜお釈迦様の教えが必要なのか、なぜお題目なのかを解説。さらには唱題行、管区謹製御題目写経の書写行、ご来光遥拝、朝勤参列などの仏道修行を行った。
また大網会長を座長に「檀信徒青年会の役割とは」をテーマに座談会を開き、全国の檀信徒青年会活動や管内寺院の活動現状を報告。また僧侶の想い、檀信徒の想いを意見交換し「寺離れ」や自分の子供たちへの信仰継承という現状課題を考えた。
夜に開いた懇親会では自身の体調をはじめとする将来や地域の諸問題など日々不安に思っていることさらに各寺院の活動に関し意見を交換し、少人数であった参加者は、収穫が多かったと活動の継続に期待の声を寄せて研修を終えた。
2023年11月29日号
千葉西 社教会が街頭募金活動
【千葉西】11月29日千葉県西部社教会が街頭募金活動を行った。新型感染症ウイルス拡大の影響を受け4年ぶりの活動である事や未だ猛威を振るう感染症の影響を鑑み、西部社教会会長江口隆晶上人の地元である君津市・JR君津駅で行われた。短時間の実施であったにもかかわらず駅を利用する多くの方からのご寄付が寄せられ集まった寄付金は市の社会福祉課に寄付され地域福祉などに役立てられる。
2023年11月23日号
千葉西 寺フェスで広がる結びの縁
【千葉西】君津市蓮久寺で寺フェス~結~が11月23日に開催された。今年で7回目を迎えることとなった本イベントはコロナ情勢により数年開催中止を余技なくしたが再開後はコロナ禍よりも順調に賑わいを増しているとのことだ。この賑わいに加え、参加希望団体の増加との事から近隣住民や関係団体等への周知が一層広がってきており、この寺フェスというイベントが盛大に開かれていることは必然的な流れのように感じた。
お寺というと普段は厳粛な心持ちで参拝や行事が執り行われることが多いイメージがあり、その中で時折見られる笑顔を見ると穏やかな気持ちが生まれてくるものだが、この寺フェスに関しては老若男女来場者全てが大いに楽しみ笑い合っている。家族同士の楽しいひとときや知人同士の会話、更には会場で初めて会った方達が共に笑顔で語らっているのを近くで見聞きして、お寺という古くから近隣社会に接してきた施設の可能性を感じることができた。
各参加団体による各種催し物や出店で賑わいを見せる中、お寺での開催ということもあり仏教イベントも併設されており、本年は「青空説教」を開催時間中に数度にわたって行われていた。内容は宗派を問わず仏教由来の行事や疑問に思うこと等を千葉県西部布教師会派遣の僧侶がわかりやすく話をし、聴衆も真剣な面持ちで耳を傾けていた。
開催者の江口隆晶住職から「催し事の成否の一つの目安として規模の大きさや来場数が挙げられるが、地域とのふれあい、ゆっくりと過ごして欲しい思いを開催当初より一番大事にしてきたので、拡大すぎずこの規模を維持し継続できるように努力していきたい」と伺うことができ、住職の地域に根ざす強い思いを感じることができた。